別れと出会い
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明日、プロジェクト参加の日を迎える。
この2週間は特に引き継ぎ資料の作成や打ち合わせで忙しく、
終電で帰っては早朝に起きる、というサイクルを繰り返していた。
肝心の二宮さんとは何も話せておらず、
事前にいろいろ聞きたかったし意識合わせもしたかったのに、
一言も交わしていない。
「はぁー」
やっと最後の資料整理が終わり、
机に伏せる。
疲れた。
時計を見ると、22時を指すところだった。
最後にデスクを片付けて、明日から使うデスクに荷物移そう。
資料の上にペンケースやペン立てを乗せて、
新しいデスクに向かう。
今日は吉野家に寄って帰ろうかな。
料理する気は起きないし、そもそも食欲もないけど。
「…だっ!!」
フラフラと歩いて新しいデスクに荷物を置く瞬間、ぐらついて手に持っていた書類やペン立てなどすべて落とした。
「あー…」
はぁ、疲れMAXな上になんでこうなるんだ…
しぶしぶ片付け始めると、後ろから気配を感じた。
振り返ると、二宮さんが立っていた。
「二宮さん…見てました?」
「変な声。」
「す、すいません…」
恥ずかしすぎる。
急いで落としたものを拾い集めていると、
二宮さんがペンを拾ってくれた。
「ありがとうございます」
無言で差し出されたペンを受け取ろうとしたとき、ひょいっとペンを上に上げられ、私の手は空を切った。
そのまま冷たい目で見られ
「足引っ張んなよ」
とだけ言われた。
「え?それってどういう…」
「お疲れ」
また背中越しに右手を挙げて去って行った。
…なに?
なんですか?
足を引っ張るなと?
どんな風に見てんだ私のこと。
悔しい
そもそも、最初からあの態度はなんだったんだ
何か悪いことした?
なんであんな態度?
私は真面目に仕事と向き合っていたいだけなのに、
私だって、入社して5年、仕事に熱意を注いできた。
そんな中途半端な気持ちで仕事してた訳じゃない。
誰にも文句を言わせない結果を残す
私がやることは、それだけ
この2週間は特に引き継ぎ資料の作成や打ち合わせで忙しく、
終電で帰っては早朝に起きる、というサイクルを繰り返していた。
肝心の二宮さんとは何も話せておらず、
事前にいろいろ聞きたかったし意識合わせもしたかったのに、
一言も交わしていない。
「はぁー」
やっと最後の資料整理が終わり、
机に伏せる。
疲れた。
時計を見ると、22時を指すところだった。
最後にデスクを片付けて、明日から使うデスクに荷物移そう。
資料の上にペンケースやペン立てを乗せて、
新しいデスクに向かう。
今日は吉野家に寄って帰ろうかな。
料理する気は起きないし、そもそも食欲もないけど。
「…だっ!!」
フラフラと歩いて新しいデスクに荷物を置く瞬間、ぐらついて手に持っていた書類やペン立てなどすべて落とした。
「あー…」
はぁ、疲れMAXな上になんでこうなるんだ…
しぶしぶ片付け始めると、後ろから気配を感じた。
振り返ると、二宮さんが立っていた。
「二宮さん…見てました?」
「変な声。」
「す、すいません…」
恥ずかしすぎる。
急いで落としたものを拾い集めていると、
二宮さんがペンを拾ってくれた。
「ありがとうございます」
無言で差し出されたペンを受け取ろうとしたとき、ひょいっとペンを上に上げられ、私の手は空を切った。
そのまま冷たい目で見られ
「足引っ張んなよ」
とだけ言われた。
「え?それってどういう…」
「お疲れ」
また背中越しに右手を挙げて去って行った。
…なに?
なんですか?
足を引っ張るなと?
どんな風に見てんだ私のこと。
悔しい
そもそも、最初からあの態度はなんだったんだ
何か悪いことした?
なんであんな態度?
私は真面目に仕事と向き合っていたいだけなのに、
私だって、入社して5年、仕事に熱意を注いできた。
そんな中途半端な気持ちで仕事してた訳じゃない。
誰にも文句を言わせない結果を残す
私がやることは、それだけ