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「え?ここはどうするんですか?」
ひとつのパソコン画面を二宮さんと2人で覗き込む。
「だから、こっちの数字を足してここの期間と掛けんの」
「あ、そっか、さっきと同じやり方だ」
「単位100万にしとけ」
「はい」
明後日の会議資料を二宮さんと2人で作る。
明後日に使う資料は、明日までに一旦作成して課長に確認してもらわなければならない。
ハンバーグを食べたあとExcelの作業を始めてかれこれ1時間半程だ
二宮さんのこれまでの業務は、私の経験したことのない分野でとても勉強になる。
教え方もうまくて、すんなり理解できる
「よし、できた!」
「はいこれで法人営業部の人件費の計算終わりね。あとコンシューマー営業部と、代理店営業部よろしく」
「そっか、まだそんなにあるんだった…」
時計を見ると、22:00を指す頃だった。
「そのあとPowerPointにまとめて。ちゃんと流れ考えろよ」
「…はい」
ほんとに今日は帰れなさそうで、はぁ、とため息が出る
でも、仕方ない。
勉強になるし、がんばろう
「じゃ、終わったら教えて」
そのまま二宮さんはソファに仰向けになってゲームを始めた
「えっ、私ひとりでやるんですか…」
「だいじょーぶ。アナタならできる」
棒読みのセリフを吐き出した。
「えー…」
肩を落として一息ついて、作業を再開しようとパソコンに向き合う。
時間と体力勝負だ
「やっとできた…」
なんとかExcelでの計算を終えて、PowerPointにまとめた。
二宮さんにも適宜確認してもらってはいたものの、かれこれ30分ほど作業に集中してる間二宮さんとまったく会話してなかった。
ソファを見ると、二宮さんが動いていない。
きっと、寝てるな
そっと足音を立てずに近付いて、ソファを覗き込む。
左肘を枕にして寝ているようで、スヤスヤと聞こえてきそう
「二宮さーん、風邪引きますよー」
二宮さんに声をかけてみるものの、反応はない。
「二宮さーん、おーい」
ダメだ。きっと夢の中。
ブランケットか何か、かけるものないかなと周りを見渡すものの何も見つからない。
仕方ない、起きてもらおう
「二宮さん、風邪引きますよ」
二宮さんの肩を少し揺らす。
すると、「んー」と目をぎゅっと閉じて表情が動く。
「ベッド行きましょう」
「…終わった?」
「資料は作りました。また明日チェックしてください」
「いまなんじ?」
目を腕で覆って会話をする。
「12:30過ぎです」
「お疲れ。…るよ」
「え?何ですか?」
二宮さんの言葉が聞こえず、顔に耳を寄せようとしたそとのき
後頭部をぐっと引き寄せられ、口を塞がれた。
はっと気付いたときには、頭が真っ白になって、二宮さんの顔で目の前は暗くなっていた。
たぶん時間にすると5秒くらいだけど、唇を離したときには高鳴る胸の音が聞こえてきそうだった。
二宮さんの後頭部を押さえる手が離れても、
動けない
「ご褒美あげるよ」
「い、いま…」
「イヤなの?ならお仕置きね」
そしてもう一度、頭をぐっと引き寄せられてキスされた。
さっきと違って、今度は目を閉じてしまった
少しずつ角度を変えながら
長いキスをした。
少しずつ苦しくなって
はぁって息が漏れるようになって
離れなきゃ、と思って頭を離そうとするけど
ぐって押さえられて
舌が少し入ってくる
このまま委ねていいのかなって少しの不安が過ると
さらに激しいキスになる
「んっ…はっ…」
もう、理性がどこにあるかわからなくなって
このまま最後までやっちゃうのかな、と思ったその時
ピンポーンとインターホンが鳴る
それでも構わず2人の唇は離れない
けど
何度もピンポーン ピンポーンと鳴るインターホンに二宮さんは痺れを切らした
「あぁもう!」
唇を離して、二宮さんは立ちあがる。
「誰だよこんなじかんに…」
ブツブツ文句言いながらインターホンの方へ行った
私はその場に座り込んで、バクバク言う心臓に戸惑いながら動けないでいた
…ダメだ
混乱して、訳がわからない
わたし、二宮さんとキスしてた
その事実を消化できず、呆然とするしかなかった
二宮さんは至って普通のようで、
インターホン越しに会話している
どうやら相葉さんのようで、『入れてよー、ね、一生のお願い!』という声が聞こえる
二宮さんも観念したようで、オートロックを開けたらしい
まだ床に座り込んだままの私に近付いてきて、「ここに座ったままだと怪しまれるから、こっち」と腕を引き上げられ、ソファに座らされた
「二宮さ、あ、あの…」
動揺が隠せない。
「なに?ご褒美とお仕置き、どっちが良かったの?」
「えっいや、そんな…」
顔が一瞬にして赤くなるのがわかる。
恋愛から遠ざかって長い時間が経った分、
免疫がない。
「お前でも照れることあんの。かわい」
かわいい、なんて言われると更に照れるのをわかってるのに言ってくる。確信犯。
にやっと笑って、私の顔を覗き込む
「だ、ダメですよ!付き合ってもない男女があんなこと!」
「うわっかったいやつ」
そんな会話をしているうちに、玄関のインターホンが鳴って相葉さんが顔を出す
「おっじゃまっしまーすってあれ?井川ちゃん?」
「お、お疲れ様です」
相葉さんの後ろから佐藤ちゃんも顔を出した
「あっ、井川さん!いたんですね~」
「2人で何してたの~?怪しいな!」
相葉さんがひゃひゃひゃ、と笑いながら言う。
「二宮すみません!相葉さん、今日のBBQですごい飲んでて」
そう言えば今日はBBQだって言ってたっけ
「さっき解散したんですけど、相葉さんこんな感じで一人で帰れそうになくて、二宮さん家にいく!って聞かなくて」
「ほんといい迷惑」
二宮さんが突き刺すような目線を相葉さんに向ける
「ニノ~そんなこと言うなよ~!よしっ、飲もう!」
「朝になったら会社なんでほどほどにしてくださいよ」
二宮さんは呆れた声で言う
「井川さん、やっぱり二宮さんと深い関係なんですか?」
佐藤ちゃんがヒソヒソと小さな声で聞いてくる
「いやっ、それはちがう!!」
さっきの件もあり、動揺して大げさに否定してしまう
「…今度ゆっくり聞かせてくださいね!私は応援してますよ~」
佐藤ちゃんはどこか嬉しそうな笑顔で囁いてくる。
そしてそれから数時間、わいわい飲みながら過ごした。
途中で相葉さんが力尽きて床に寝ると、
奇跡的にもっていたという二宮さんの来客布団で佐藤ちゃんも寝て、私もソファに横になった。
二宮さんが寝室に入っていくのを見たところで、目を閉じた。
いろいろありすぎて、疲れた
松潤の告白も
二宮さんのキスも
前を向こうって決めたら、こんな展開
私は もう一度恋愛できるのかな
淡い期待なんかより
この先の見えない展開に不安が押し寄せる
まだ、私には早いよね
そのまま目を閉じて、眠りについた。
長い週末が、やっと終わる
ひとつのパソコン画面を二宮さんと2人で覗き込む。
「だから、こっちの数字を足してここの期間と掛けんの」
「あ、そっか、さっきと同じやり方だ」
「単位100万にしとけ」
「はい」
明後日の会議資料を二宮さんと2人で作る。
明後日に使う資料は、明日までに一旦作成して課長に確認してもらわなければならない。
ハンバーグを食べたあとExcelの作業を始めてかれこれ1時間半程だ
二宮さんのこれまでの業務は、私の経験したことのない分野でとても勉強になる。
教え方もうまくて、すんなり理解できる
「よし、できた!」
「はいこれで法人営業部の人件費の計算終わりね。あとコンシューマー営業部と、代理店営業部よろしく」
「そっか、まだそんなにあるんだった…」
時計を見ると、22:00を指す頃だった。
「そのあとPowerPointにまとめて。ちゃんと流れ考えろよ」
「…はい」
ほんとに今日は帰れなさそうで、はぁ、とため息が出る
でも、仕方ない。
勉強になるし、がんばろう
「じゃ、終わったら教えて」
そのまま二宮さんはソファに仰向けになってゲームを始めた
「えっ、私ひとりでやるんですか…」
「だいじょーぶ。アナタならできる」
棒読みのセリフを吐き出した。
「えー…」
肩を落として一息ついて、作業を再開しようとパソコンに向き合う。
時間と体力勝負だ
「やっとできた…」
なんとかExcelでの計算を終えて、PowerPointにまとめた。
二宮さんにも適宜確認してもらってはいたものの、かれこれ30分ほど作業に集中してる間二宮さんとまったく会話してなかった。
ソファを見ると、二宮さんが動いていない。
きっと、寝てるな
そっと足音を立てずに近付いて、ソファを覗き込む。
左肘を枕にして寝ているようで、スヤスヤと聞こえてきそう
「二宮さーん、風邪引きますよー」
二宮さんに声をかけてみるものの、反応はない。
「二宮さーん、おーい」
ダメだ。きっと夢の中。
ブランケットか何か、かけるものないかなと周りを見渡すものの何も見つからない。
仕方ない、起きてもらおう
「二宮さん、風邪引きますよ」
二宮さんの肩を少し揺らす。
すると、「んー」と目をぎゅっと閉じて表情が動く。
「ベッド行きましょう」
「…終わった?」
「資料は作りました。また明日チェックしてください」
「いまなんじ?」
目を腕で覆って会話をする。
「12:30過ぎです」
「お疲れ。…るよ」
「え?何ですか?」
二宮さんの言葉が聞こえず、顔に耳を寄せようとしたそとのき
後頭部をぐっと引き寄せられ、口を塞がれた。
はっと気付いたときには、頭が真っ白になって、二宮さんの顔で目の前は暗くなっていた。
たぶん時間にすると5秒くらいだけど、唇を離したときには高鳴る胸の音が聞こえてきそうだった。
二宮さんの後頭部を押さえる手が離れても、
動けない
「ご褒美あげるよ」
「い、いま…」
「イヤなの?ならお仕置きね」
そしてもう一度、頭をぐっと引き寄せられてキスされた。
さっきと違って、今度は目を閉じてしまった
少しずつ角度を変えながら
長いキスをした。
少しずつ苦しくなって
はぁって息が漏れるようになって
離れなきゃ、と思って頭を離そうとするけど
ぐって押さえられて
舌が少し入ってくる
このまま委ねていいのかなって少しの不安が過ると
さらに激しいキスになる
「んっ…はっ…」
もう、理性がどこにあるかわからなくなって
このまま最後までやっちゃうのかな、と思ったその時
ピンポーンとインターホンが鳴る
それでも構わず2人の唇は離れない
けど
何度もピンポーン ピンポーンと鳴るインターホンに二宮さんは痺れを切らした
「あぁもう!」
唇を離して、二宮さんは立ちあがる。
「誰だよこんなじかんに…」
ブツブツ文句言いながらインターホンの方へ行った
私はその場に座り込んで、バクバク言う心臓に戸惑いながら動けないでいた
…ダメだ
混乱して、訳がわからない
わたし、二宮さんとキスしてた
その事実を消化できず、呆然とするしかなかった
二宮さんは至って普通のようで、
インターホン越しに会話している
どうやら相葉さんのようで、『入れてよー、ね、一生のお願い!』という声が聞こえる
二宮さんも観念したようで、オートロックを開けたらしい
まだ床に座り込んだままの私に近付いてきて、「ここに座ったままだと怪しまれるから、こっち」と腕を引き上げられ、ソファに座らされた
「二宮さ、あ、あの…」
動揺が隠せない。
「なに?ご褒美とお仕置き、どっちが良かったの?」
「えっいや、そんな…」
顔が一瞬にして赤くなるのがわかる。
恋愛から遠ざかって長い時間が経った分、
免疫がない。
「お前でも照れることあんの。かわい」
かわいい、なんて言われると更に照れるのをわかってるのに言ってくる。確信犯。
にやっと笑って、私の顔を覗き込む
「だ、ダメですよ!付き合ってもない男女があんなこと!」
「うわっかったいやつ」
そんな会話をしているうちに、玄関のインターホンが鳴って相葉さんが顔を出す
「おっじゃまっしまーすってあれ?井川ちゃん?」
「お、お疲れ様です」
相葉さんの後ろから佐藤ちゃんも顔を出した
「あっ、井川さん!いたんですね~」
「2人で何してたの~?怪しいな!」
相葉さんがひゃひゃひゃ、と笑いながら言う。
「二宮すみません!相葉さん、今日のBBQですごい飲んでて」
そう言えば今日はBBQだって言ってたっけ
「さっき解散したんですけど、相葉さんこんな感じで一人で帰れそうになくて、二宮さん家にいく!って聞かなくて」
「ほんといい迷惑」
二宮さんが突き刺すような目線を相葉さんに向ける
「ニノ~そんなこと言うなよ~!よしっ、飲もう!」
「朝になったら会社なんでほどほどにしてくださいよ」
二宮さんは呆れた声で言う
「井川さん、やっぱり二宮さんと深い関係なんですか?」
佐藤ちゃんがヒソヒソと小さな声で聞いてくる
「いやっ、それはちがう!!」
さっきの件もあり、動揺して大げさに否定してしまう
「…今度ゆっくり聞かせてくださいね!私は応援してますよ~」
佐藤ちゃんはどこか嬉しそうな笑顔で囁いてくる。
そしてそれから数時間、わいわい飲みながら過ごした。
途中で相葉さんが力尽きて床に寝ると、
奇跡的にもっていたという二宮さんの来客布団で佐藤ちゃんも寝て、私もソファに横になった。
二宮さんが寝室に入っていくのを見たところで、目を閉じた。
いろいろありすぎて、疲れた
松潤の告白も
二宮さんのキスも
前を向こうって決めたら、こんな展開
私は もう一度恋愛できるのかな
淡い期待なんかより
この先の見えない展開に不安が押し寄せる
まだ、私には早いよね
そのまま目を閉じて、眠りについた。
長い週末が、やっと終わる