時間の流れ
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勢いよくオフィスを出たものの、昼休み終了直前の時間でエレベーターはなかなかこない。
…2つ下のフロアだし、階段でいこう
小走りで非常階段に向かいドアを開けて、下に軽やかなステップで降りようとしたその時
腕を捕まれた。
振り返ると、二宮さんが怖い顔をしていた。
「に、二宮さん?」
「バカか!朝も昼も食ってないんでしょうが!転ぶぞ!」
「え…?」
さっき、朝も昼も食べたという会話をしたのに。
お見通しだったんだ
やっぱり、とどこか納得したのもつかの間、
急に目まいがして階段に落ちそうになる。
「…うわっ」
変な声とともに体がぐらついたと思ったら、
強い力で引かれた。
そしてそのまま、ドアに背中をぶつけ、
びっくりして目をぎゅっと閉じた
「手のかかる子ですねーアナタは」
目を開けると、二宮さんの腕はドアを押さえ、うつむいている二宮さんの顔が至近距離で見えた。
「すみません…」
あまりの距離の近さに驚いて動けなくなる。
「いくら保護者でもここまでしなきゃいけないなんて想定外よ」
「ほんと、すみませんでした!ケガないですか?」
急いで少し距離をとろうと体をドアから離そうとしたら、掴まれたままの手をぎゅっと引かれる。
そして耳元で囁かれた。
「ちゃんといい子にして?」
「は、はい…」
ち、近すぎる
二宮さんのはー、とため息が聞こえる
「資料は俺が届けとくから。机にパン置いてるから食っとけよ」
私の手から資料を抜き取ると、そのまま階段を降りていった。
私は、高鳴る心臓と驚きで動けないまはまだった。
なんだったんだろう…
あまりの近さに、まだ状況がわからないまま立ちつくした
…2つ下のフロアだし、階段でいこう
小走りで非常階段に向かいドアを開けて、下に軽やかなステップで降りようとしたその時
腕を捕まれた。
振り返ると、二宮さんが怖い顔をしていた。
「に、二宮さん?」
「バカか!朝も昼も食ってないんでしょうが!転ぶぞ!」
「え…?」
さっき、朝も昼も食べたという会話をしたのに。
お見通しだったんだ
やっぱり、とどこか納得したのもつかの間、
急に目まいがして階段に落ちそうになる。
「…うわっ」
変な声とともに体がぐらついたと思ったら、
強い力で引かれた。
そしてそのまま、ドアに背中をぶつけ、
びっくりして目をぎゅっと閉じた
「手のかかる子ですねーアナタは」
目を開けると、二宮さんの腕はドアを押さえ、うつむいている二宮さんの顔が至近距離で見えた。
「すみません…」
あまりの距離の近さに驚いて動けなくなる。
「いくら保護者でもここまでしなきゃいけないなんて想定外よ」
「ほんと、すみませんでした!ケガないですか?」
急いで少し距離をとろうと体をドアから離そうとしたら、掴まれたままの手をぎゅっと引かれる。
そして耳元で囁かれた。
「ちゃんといい子にして?」
「は、はい…」
ち、近すぎる
二宮さんのはー、とため息が聞こえる
「資料は俺が届けとくから。机にパン置いてるから食っとけよ」
私の手から資料を抜き取ると、そのまま階段を降りていった。
私は、高鳴る心臓と驚きで動けないまはまだった。
なんだったんだろう…
あまりの近さに、まだ状況がわからないまま立ちつくした