02.銀と赤と栗色の髪
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すぐに明るく人の賑わう場所に着いた。
ダイアゴン横丁だ。
ルシウスは私を見た。
「ここでよろしいかな?」
「はい、ありがとうございました。本当に助かりました」
深々とお辞儀をすると、ルシウスが私の肩に手を置いた。
顔を上げると、ルシウスが微笑んだ。
「律儀なお嬢さんだ。次からは気をつけなさい。ドラコ」
ルシウスはそう言うとドラコを連れて行ってしまった。
うん、ちょっと発言が怪しいけど案外いい人だった。イメージと違う……。
「ユウキ!」
そんなことを考えていると、どこからか自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
声の主を探せば、すぐに見つかった。
軽く息を弾ませたセブルスだ。
「セブ……」
「馬鹿者、心配させおって……」
腕を痛いほどに強く掴むセブルス。
表情からも心配してくれていたことが伺える。
さすがに外だから、ここでは抱きつけないのが残念だ。
「ごめんなさい」
「無事で何よりだ。あまり遠くに出なかったことが幸いだったな」
私がしょんぼりしていると、いつもの落ち着きを取り戻したセブルスが私の背中を叩いた。
そのまま歩き出し、グリンゴッツの方へと向かう。
「グリンゴッツへ行った後は別行動だ。生徒が多すぎる。なるべく一緒にいない方がいい」
「え……確かに多いですけど……一緒に回れると思って楽しみにしてたのに、残念です」
せっかくのデートが……。
肩を落としてうつ向くと、セブルスが私の頭を優しく撫でてくれた。
顔を上げると、セブルスは何食わぬ顔で前方を見ていた。
私はセブルスのローブをぎゅっと握って微笑んだ。
「前もこうして歩きましたね」
「そうだな」
どこか嬉しそうに見える横顔。
特に見知った顔も見ることはなく、小さな幸せを感じながら人混みを歩いた。
なんかこういう些細な幸せっていいよね。
やがてグリンゴッツに到着した。
お金はセブルスが取ってきてくれた。
本当は私も行こうとしたのだが、「体調を崩すのが落ちだ」と言われて行くことはできなかった。
一度でいいから、あのトロッコに乗って、グリンゴッツの内部を見てみたいんだけどなぁ……。
「ではここで別れよう。しかし、1人で大丈夫か?」
グリンゴッツの外に出ると、心配だといった表情をした。
先程は別行動をとると言ったセブルスだったが、どうやら私を1人にするのが心配らしい。
「はい、大丈夫です。一緒に回ってくれるなら嬉しいですけど……」
「ダメだ。我慢しろ」
ダメ元で言ってみたが、やはりダメだった。
言い訳考えればいいのに。
親は日本で忙しくて、とてもこんな遠いところまで来れないから、代わりにセブルスが付き添いしてくれてるって言えば、みんな同情しながら納得してくれそうだけどな。