16.個別指導
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「エクスペリアームス!」
セブルスが杖を振った。
「プロテゴ!」
咄嗟に防いだが、あまりの勢いに腕が弾かれ一歩後ずさった。
結構強くない?これで手加減してるの?
私はまだ子供だよ?
「どうした?」
「いえ」
これは完全にスネイプ教授の顔だ。
気を引き締めないと本当にやられかねない。
その後も打ち打たれの模擬戦が続いた。
セブルスは時折指導をしながら、私がギリギリ防げるかどうかのところで攻撃してきて、時にはわざと攻撃させる隙を見せてくれた。
正直かなり恐ろしかった。
今日のところは終えることとなり、私は思わずその場に座った。
体力的にも、精神的にもヘトヘトだ。
「やはり動きがいいな。反応もなかなかだ」
汗だくで疲れ切った私とは真逆に、涼しい顔で杖をしまうセブルスが言う。
「これで二年生とは恐ろしい程だ。このまま続ければ、来年にはお前に敵う生徒はいなくなるだろう」
「それって、これからも稽古つけてくれるってことですか?」
「たまにな」
「ありがとうございます!」
嬉しくて笑顔を向けると、セブルスは優しく微笑んでくれた。
セブルスに褒められるし、頑張らなきゃ!
これからがもっと恐ろしいけど。
でも今後戦闘が避けられない状況が出てくるはずだ。
今のうちから鍛えておくに越したことはない。
「だが、あまり無理をしすぎるな」
「はい」
「今日のところは終わりだ」
「ありがとうございました!」
笑顔の私に手を差し出し立たせてくれた。
かと思うと、そのまま手を引かれ、私はセブルスの胸に飛び込んだ。
「セ、セブルス?」
「必要の部屋とは実に便利だと思わんかね?」
「え?ま、まぁそうですね?」
突然のことにドキドキしながら顔を上げる。
背中に回された手にしっかりと捕まり、離れられない。
質問の意図がわからない。
「誰にもバレることはないだろう?」
「そう願って出現させたので」
いつも戦闘ができる誰にも見つからない部屋を願って出現させているから、訓練用の人形が用意された広い部屋として現れる。
きっと、本当に誰にも見つからないのだろう。
「怪我はないな?」
セブルスは私の額にキスをした。
あまりの突然のことに驚いたが、先程の質問の意図がわかった。
誰にもバレることはない。
私たちがこうしていることも。
「あの、そういうことをする部屋じゃ……」
「どういうことだね?」
ニヤリと悪戯っぽく笑みを浮かべ、私の頬を撫でた。
意地悪だ。
「私汗かいてますし……」
「そうだな」
そう言うと私の頭に顔を押し当て臭いを嗅ぐので、離れたくて胸を押すがビクともしない。
「やめてください!」
「気にするな」
「変態!」
「お前も我輩の匂いをよく嗅ぐだろう」
「それとこれとは違います!」
身に着いた体臭と汗くさいのじゃ全然違う!
私が暴れたからか、セブルスは仕方なさそうに顔を離した。
「こっちだ」
セブルスに手を引かれ、部屋の隅にある椅子のところまで連れていかれた。
セブルスは椅子に脚を開いて座ると、自分の膝を軽く叩いた。
もしかして、そこに座れと?
「その、それはちょっと……」
「なんだね。逆の方が良かったか?お前を潰しかねんが?」
いや、確実に潰れる。
でもだからと言って、私がセブルスの膝に座ることは別だ。
恥ずかしくて、そんなことできるわけない。
もじもじと恥ずかしがる私を見兼ねたのか、私の手を掴んで引き寄せる。
セブルス開いた脚の間に入り込んでしまい、行き場に困ってしまう。
「仕方なかろう。座る場所がここしかないのだ」
「何が仕方ないのかわかりません」
「嫌なら次からはソファでも用意しておくのだな」
「嫌ってわけじゃ……」
「なら大人しく座れ。指導してやった我輩に褒美をくれてもよかろう?」
そう言われては返す言葉もない。
まぁ座るだけなら……。