14.ストーカー
Your Name
この小説の夢小説設定名前を入れると、登場人物に自動変換します。
より楽しく読むために名前を記入して下さい。
記入なしの場合、“アマクラ ユウキ(天倉 優希)”となります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夕食前に、私の元に一羽のフクロウが手紙を届けに来た。
手紙はマクゴナガル教授からで、直ぐに校長室に来るように。と書いてあった。
私は急ぎ足で校長室に行くと、既にセブルスとマクゴナガル教授が居た。
「ごめんなさい。遅くなりました」
「いやいや、急がせてすまんのう 」
アルバスは椅子に座ったままニッコリと笑みを浮かべた。
マクゴナガル教授は同情したような様子で、セブルスが既に全て話したのだろうと察しが着いた。
「ユウキ、単刀直入に聞こう。ロックハート教授を攻撃したとな?」
変わらず優しく見つめて言うアルバスだが、私は真剣にアルバスを見つめた。
「はい。スネイプ教授を攻撃しようとしたため、止むを得ず」
「何も責めようとは思っとらん。もう少し力を抜きなさい」
うんうんと頷き、諭すように言った。
「私はロックハート教授にかなり被害を受けています。今日はそれを伝えて、然るべき処分をお願いするために来たんです」
変わらず真剣に言うと、アルバスは笑いながら髭を撫でた。
「それもわかっておる。だから落ち着いて話しなさい」
杖をちょいと振ると、目の前に椅子四脚と丸テーブルが現れた。
テーブルにはティーポットとカップがある。
更に杖を振ると、ティーポットが宙に浮いて、カップに紅茶を注ぎ始めた。
「紅茶でも飲みながら」
そう言ってわざわざこちらまで来ると、ひとつに座った。
「ほれ、はよう座りなさい」
私たち三人は仕方ないと席に着く。
正面にアルバス、右にセブルス、左にマクゴナガル教授。
異質なお茶会だ。
「さて、セブルスから聞いたんじゃが、以前から付きまとわれているとな?ロックハートとの間にあったことを話してくれんかの?全てじゃ」
「す、全てですか?」
出会いから今まであったこと全部となれば、結構時間かかるけど……。
「時間は気にするでない。まずは話してみなさい」
「はい……」
私は仕方なく話すことにした。
「まず初めて出会ったのが、ダイアゴン横丁に新学期のものを買いに行った時で、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店の前でした。目の前で派手に転んだ人がいて、助け起こしたらそれが……ロックハート教授でした」
そう、あの時から私の平穏な日々が狂いだしたのだ。
「あいつ、嫌がる私を恥ずかしがってると思い込むし、気安く名前を呼ぶし、色々気色の悪い意味のわからないこと言い出して……」
思わず頭を抱えると、セブルスも思い出したのか、不機嫌そうに溜め息をついた。
「最初の薬草学の時は、授業が始まるのに、スプラウト教授の許可ももらってないのに私とハリーを無理矢理引き止めて、歓迎会にいなかったからどこに居たのかとかしつこく聞いてきて、説明しても聞かないし」
既にマクゴナガル教授が頭を抱えて呆れた様子を見せる。
「闇の魔術に対する防衛術の初めての授業では、あろうことかピクシー小妖精を解き放って大惨事にした挙句、自分で対処できないとわかると、私たちに押し付けて逃げました。その時、私は手と顔を怪我しました。マダムポンフリーとスネイプ教授が良くしてくれたので、すっかり治りましたけど」
右手をギュッと握る。
本当に手当してもらえて良かったよ。
「それから彼のストーカーは一段と酷くなって、一日中逃げ隠れする日々でした。でも油断した時に見つかっちゃって……スネイプ教授が匿ってくれて、助かった時もありました」
思い出すだけで疲れるし、イラついてしまう。
落ち着こうと紅茶を一口飲む。温かくて美味しい。
でも、この後話すことは正直思い出したくないことだ。
自然と表情が暗くなってしまう。
「ある日、ハーマイオニーたちとハリーに差し入れを持っていこうって話になったんです。クディッチの朝練で大変だろうからって。
でも競技場に向かう途中でロックハート教授に捕まって……嫌だと、離せと言っても引き摺って連れてかれそうになるし、怪我をした手を掴むから悪化するし……」
セブルスの眉間の皺が深くなるのがわかった。
「その、私、なんだか嫌な予感がして、早くハリーたちのところに行きたかったんです。怪我もすごく痛いしで、その時はちょっとローブを燃やして逃げました。
それで……あいつのせいで、友達が酷いことをある人から言われるのを助けられませんでした……私、知ってたんです。酷いことを言われるって。だからなんとかしたかったのに、止められなかった」
「あいつのせいで、あの時傷口が開いていたのか?塞がりかけた傷が開いて酷い傷だったのだぞ。マルフォイと喧嘩をしたようだと耳に挟んだ故、そのせいかと思っていたが……」
あ、そっか。セブルスにはなんで傷口が開いたかまでは言ってなかったんだっけ?
セブルスの怒りがふつふつと湧き上がる様子が伺える。
「セブルス、落ち着くのじゃ」
アルバスに言われ、フンッと鼻を鳴らすと腕を組んだ。
マクゴナガル教授はと言うと、ギュッと口を結んで、怒っているのが一目で伺えた。
「それからも逃げる日々は続きました。決闘クラブでは上手いことやり過ごしましたけど」
「おお、聞いたぞ。攻撃を受け流してロックハートに二回も当てたとな?コントロール抜群じゃの!さすがユウキじゃ。わしも見たかったわい」
笑顔で言うアルバスに、思わず笑みが零れる。
そこは注意しないとなのに、こんなところでおじいちゃんを出しちゃうんだから、私には甘いよね。
「それで今日、事件は怒りました……」
話す前に紅茶を半分程飲んだ。