13.必要の部屋
Your Name
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翌朝早くにひっそりと寮へ戻ろうと廊下を歩いていた。
日が昇り始めたところで、まだ誰も歩いてはいない。
床で寝たせいか体が痛い。
今日が休日ならこの後寝直したんだけど、残念ながらしっかりと授業がある。
大きな欠伸をしていると、角を曲がったところで人とぶつかった。
壁に手をついて見上げると、嫌な顔があった。
「これはこれは、ユウキ。大丈夫かい?」
ニカッと眩しい程の笑顔に目を細めた。
朝から元気一杯のロックハートだ。
これがセブルスだったら……いや、あの人にこんな朝に会ったらなんでこんな時間に歩いてるんだと怒られそうだ。
「おはようございます。それでは失礼します」
速攻立ち去るべく挨拶をして横を抜けようとしたが、ヌッと正面に再びロックハートが立ちふさがった。
厄介だ……。
「早起きをした朝に君に出会えるなんて、僕はラッキーだ」
私にはアンラッキーだ。
「ほら、清々しい朝日に当たって、君の白い肌が眩しい程だよ。君は白雪姫と呼ばれているそうだね?納得だよ」
そう言えばそんな呼び方されてたな。
こいつに言われると不快なこと極まりない。
どこから知ったんだか。
「私は寮に戻って朝の準備をしないと」
「そのままで十分かわいいですよ。よければ僕の部屋で話しましょう。温かい紅茶を入れましょう」
「結構です。身だしなみを整えることはレディの嗜みです」
「君はそのままでも完璧だ」
なんでいつもこう引き止められるんだろう。
押してダメなら引いてみるってことを知らないのかな?
押しまくりすぎでしょ。
「私自身が嫌なんです」
「うむ。確かに私もよく見た目も完璧だと言われますが、身だしなみは気になってしまうものです。よくわかりますよ」
しっかり自分のことを話すのが嫌なところだ。
しかもこの自惚れた表情。
「それでは、私は寮へ戻りますね」
「あぁ、気を付けて。朝から君に出会えて良い一日になりそうだよ」
「どうも」
笑顔のロックハートの横を抜けて、今度こそ寮へと戻った。
お陰で眠気がさっぱり飛んだよ。
私は部屋に戻り準備をしてから、談話室に戻ってソファに腰かけた。
ここにいれば、きっとハーマイオニーか誰かが声をかけてくれるはずだ。
ここでひと眠りしよう。
そういえば、今日は魔法薬学の授業がある日だ。
楽しみだな。
あ、でもその前に闇の魔術に対する防衛術があるんだった。
最悪だ……。
私は静かに目を閉じた。