12.決闘クラブ
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決闘クラブが開催されるというのを聞き、生徒たちが大勢広間に集まっていた。
どんなことをするのかと、皆それぞれに会話をして盛り上がっている。
セブルスの決闘が見れるなんて激レアだけど、さすがに一人でスリザリンが固まるゾーンには入る勇気はなく、仕方なくハリーたち三人と一緒にいた。
「集まって!皆さん!さぁ、私がよーく見えますか?」
中央に設営された10メートル以上はある細長い壇上にいた笑顔のロックハートが言うと、皆が近くに集まってくる。
「私の声がよーく聞こえますか?」
壇の端に向かって颯爽と歩きながら問いかけると、静かになった。
もうこの人嫌いすぎて、全部うざく感じるのは私だけだろうか?
いや、きっとセブルスもそうに違いない。
セブルスはロックハートとは反対側の端の壇の下に、嫌そうに立っている。
「よろしい」
満足そうにそう呟くと、中央に向かって来た道をゆっくり歩き出す。
「最近、何かと物騒な事件が続くので、校長からお許しを頂いて、決闘クラブを開くことにしました」
アルバスは、詰め寄るロックハートに根負けしたのだろうか?
それとも、ロックハートが勝手に話を進めて、無理矢理に許可をもぎ取ったのだろうか?
生徒に戦闘について教えることはいいことだけど、講師がこの人じゃ心配にも程があるよね。
だからこそ、たぶんセブルスが助手として選ばれたんだろうけど。
でないと、絶対にこんなこと手伝わないもん。
「万一に備え、自分の身を守れるよう、皆さんを鍛えます。私も何度も危険な目に合ってきました。詳しいことは私の著書を読んでください」
クネクネと無駄な動きをしながらウダウダと、いらない前置きが長くてうざったい。
マントの紐を解いて、そのまま女生徒がいる方に投げると、一部から歓声が上がり嬉しそうに受け取った。
やっぱりハンサム効果ってすごいんだな。
「では紹介しましょう。私の助手、スネイプ教授です!」
皆がロックハートと反対側の壇の端の方を見ると、セブルスが腕を組んだままの状態で、無駄な動きなく上がってくる。
表情は動かず、腕組みを解くと、その手には既に杖が握られていた。
準備万端のようだ。
本当に嫌なんだろうな。
「勇敢にも模範演技を手伝ってくださいます。皆さん、心配には及びませんよ。魔法薬の教授を消したりはしませんから……ご安心を」
セブルスに向かって、よくそんなことを言えたものだ。
逆に消される可能性があるのは自分だと気づかないのだろうか?
一体、その過信はどこからくるんだか。
ロックハートは杖を握り、壇の中央に向かって歩いてくるセブルスに、自分も近づいていく。
ヘラヘラとした様子に、思わず心配になる。
本当に消しちゃったりしないよね?
セブルス、ちゃんと手加減してよ……。
ニ人は中央で足を止め、同じタイミングで杖を自分の顔の前に、真っ直ぐ天に向けて構える。
そしてそれを下ろす。
互いにお辞儀するが、セブルスの動きは明らかに機械的というか、無理矢理頭を下げていて、嫌悪感が全体に滲み出ている。
こんな奴に敬意を示す必要は無い。とでも言っているようだ。
振り返り、五歩歩いたところで再び向き合い、杖を構えた。
ロックハートは杖を前方下に構え、左手は腰に当て、間抜けに膝を曲げて立つ。
まるでワルツでも踊りだしそうだ。
セブルスは杖を自分の後ろから頭上に掲げ、前に出した左手の指先を真っ直ぐ相手に向け、狙いは十分といった様子だ。
あの構えかっこいいなぁ。
「ワン、ツー、スリー……」
ヘラヘラしたロックハートの掛け声に、セブルスの眉がピクリと動いた。
「エクスペリアームス!」
それはかなりわざとらしく、良く言えばお手本のようにしっかりとした発音と大きな動きで放たれた。
呪文が直撃したロックハートは悲鳴を上げながら数メートル吹き飛び、杖は手を離れ、背中から派手に落ちた。
しっかりとお手本になる姿はやはり教師らしさを感じるし、何より最高にかっこいい。
「大丈夫かしら?」
「知るもんか」
「弱すぎ」
私がセブルスを見つめていると、ロックハートを心配そうに見つめるハーマイオニー。
ニヤけるロンの返事には共感できる。
実力もないのにでしゃばろうとするからこうなるのだ。
思わず本音が盛れると、ハーマイオニーに睨まれた。
だって、あんなお手本のようにやってくれたのに防げもしないんだもん。