11.嘆きのマートル
Your Name
この小説の夢小説設定名前を入れると、登場人物に自動変換します。
より楽しく読むために名前を記入して下さい。
記入なしの場合、“アマクラ ユウキ(天倉 優希)”となります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私はソファの肘掛けに足を取られ、そのままソファに倒れた。
ビックリして一瞬息が詰まった。
「いいかね……」
起き上がる暇もなく、セブルスは滑るようにソファの前にしゃがみ私に近づくと、人差し指を突き付けた。
「今回はどうにも証拠がない。故に罰則も与えられぬ」
「……」
「何事もやり過ぎぬことだ」
ねっとりと蛇がまとわりつくかのように、低い声が私をソファに縛り付けた。
動けずにセブルスを見つめていると、眉がピクリと動いて私の頬を撫でた。
「未熟な魔女など、どうとでもできるのだぞ」
その手は滑り降りて、私の喉に触れた。
思わず生唾を飲み、触れる指が少し食い込んだ。
「セブ……」
少し恐怖を感じて掠れた声で名前を呼ぶと、セブルスは眉間に皺を寄せた。
「今ホグワーツは安全とは言えない。下手な行動を起こすな」
そう言うと、もう一度溜め息をついた。
その表情は優しさが見え、少し安心した。
「これで少しは大人しくなるなら苦労しないのだがな」
優しく私の腕を擦った。
よかった。怒ってない。
「いいかね。お前はまだ全てを自分でどうにかできる程の力はないのだ」
静かに私を見つめる。
「怖がらせたか?」
「割と……」
苦笑すると、セブルスは私の頬に手を添えると、そっと顔を近づけた。
「こういう時ばかり大人しいな」
微笑みながら、私の唇にキスをした。
軽くついばまれた唇に、ポッと顔が熱を持つ。
どうして余裕な表情でそんなことをあっさりとしてくるの?
「さぁ、これ以上何かされたくないのであれば、もう行き給え」
「こ、これ以上?」
「なんだね?望むのであればしてやらんこともないが?」
「だ、大丈夫です!」
何をされるかわかったもんじゃない!
気になるし、ちょっと先に進みたい気もするけど……。
「起きろ」
背中に手を添えて起こすと、ローブを翻してデスクにつき、羽ペンを手に取った。
「セブルス」
「なんだね?」
「あの……いえ、なんでもないです。えっと、また来ます」
私は慌てて立ち上がり、部屋を飛び出した。
あの場にいたら本当に死んじゃうかも。
ちょっと落ち着かなきゃ。
あぁ、こんなに感情を顔に出してたら先が思いやられる。
セブルスを見習ってしっかりしないと。
開心術を使われて全部読み取られちゃうよ。
私はそのまま三人の元へは戻らず、気を落ち着けようと図書室へと向かった。