11.嘆きのマートル
Your Name
この小説の夢小説設定名前を入れると、登場人物に自動変換します。
より楽しく読むために名前を記入して下さい。
記入なしの場合、“アマクラ ユウキ(天倉 優希)”となります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「てかさ、本当にポリジュース使う気?」
「今更何言うんだよ。ちゃんと確かめないと!」
ハリーが熱く言った。
いや、私はいいんだけどさ、無駄足になるから一応止めて上げようとしてるんじゃん……。
「マルフォイみたいな考えなしが継承者だったら、もう10人は死人が出てるし、とっくにバレてるって言いたいの。絶対あいつではないよ。危険を犯してまで確認することじゃないよ。ハイリスクローリターンだって」
「ユウキはどっちの味方なんだよ」
ロンの言葉に思わず黙ってしまった。
去年も似たようなことあったな……。
「救いを求める者の味方だよ」
わざとらしく人差し指を立てて片方の口角を上げ、得意げな感じで言うと、ハーマイオニーが溜め息をついた。
「あなたはいつでもそうね。でも、もう作り始めたんだし、もしあなたの言う通り違ったとしても、確認できればそれはそれでいいわ」
「可能性を一つずつ確実に潰していくってことね。まぁ私はポリジュース飲まないしいいけど」
一応ハーマイオニーが猫の毛でやらないように、当日は注意してあげようかな。
ちょっと見てみたい気はするけど、かわいそうだしね。
それに、ちょっとの失敗で改心する程の子たちじゃない。
「言っとくけど、めちゃくちゃ不味いらしいよ」
意地悪で言うと、ハリーとロンは顔を見合わせて嫌そうな顔をした。
実際の味は知らないし、飲んだら感想を聞いてみよう。
いつか飲む機会が来るとしたら、少しは覚悟できるしね。
そこへ、どこから現れたのか、ヒスイが飛んできた。
『スネイプさんからお手紙だよ!』
ヒスイは私の膝に手紙を落とすと、そのまま行ってしまった。
セブルスから手紙?
ふくろう便の時間でもなく手紙を寄越すなんて珍しいな。緊急かな?
「誰からだ?」
手紙を開くと、ロンが覗いてこようとしたので、サッと身を避け手紙を隠した。
「なんだよ」
「誰かからラブレターかもしれないじゃん。見ないでよ」
「ロックハートからだったら笑ってやるよ」
ロンはそう言って軽く笑った。
ロックハートからだったら、その場で破り捨てるよ。
私は手紙を開いて中身を読んだ。
『また悪巧みか?
今すぐに来い。
スネイプ』
走り書きしてある。
なるほど。薬の材料をくすねたことがバレたかな?
「愛しのスネイプ教授からのお呼び出し」
笑いながら3人に手紙を向けると、それを読んで気の毒そうに顔を顰めた。
そんな顔をしたって、手伝わせたのは君たちじゃないか。
「もしかして、材料のことバレたの?」
「だろうね」
立ち上がりお尻のあたりを叩いた。
手紙を見るに、ちょっと怒ってるかな?
これは早く行った方が良さそうだ。
「まさか、僕たちのこと言わないよな?」
「言ってやろうか?」
あくまで自分の保身に走るロンの言葉に、私は意地悪く腕を組んで詰め寄った。
不安そうな表情にせいせいする。
「ユウキ、大丈夫?」
「私もついていくわ」
「いいよ、全然大丈夫」
ハリーとハーマイオニーが心配してくれたが、有り難く断った。
1人の方がかわしやすい。
「でも、なんでユウキが関わってるってバレたのかしら?」
「一番に問題児を疑うのは至極真っ当だよ。疑わしきは罰するってね」
「減点されないといいけど」
ハリーは不安そうに言った。
確かに、本来なら50点くらい減点されそうなものだ。
いや、実行犯じゃないから20点くらいかな?
「まぁうまくやるさ。ダメだった時は、三人が呼び出されるから楽しみにしてて」
「なんとかうまくやってくれよ」
不安がるロンに、思わず笑みがこぼれた。
「じゃあ、また後で」