02.銀と赤と栗色の髪
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私は声を出そうと息を吸い込んだ。
「あちらに着いたら看病くらいしてやる」
「っ…ダイアゲン横丁」
セブルスが優しい表情でそんなこと言うもんだから、思わず噛んでしまった。
セブルスの馬鹿……。
煙突飛行は噛んだと思った時には既に遅い。
体は回転しながらいろいろな暖炉を通り過ぎてゆく。
ダイアゴン横丁からあまり離れていないといいな……あぁ、気持ち悪い。
そんなことを考えていると、私の体はポイッと投げ出された。
尻餅をつき、痛みに呻いた。
「朝食出そう……」
気持ち悪さと痛さで、少しその場で大人しくした。
数分して大分良くなったので立ち上がり、服についた煤を払いながら辺りを見回した。
使われていないのか、埃だらけの何もない部屋だ。
私は取り敢えずここから出ようと扉へ向かい、ゆっくりと開けた。
外は昼間だというのに薄暗かった。
闇の魔術に関する店がたくさんある。
辺りにいる人は如何にもな魔女や魔法使いの姿をした人で、とても怪しい。
もしかしてここはノクターン横丁だったりしちゃう?
ハリーも迷い込むんだっけ。
主人公の仲間じゃん。
ダイアゴン横丁の近くで幸いだと思ったが、ここにいては何をされるかわからない。
私はわからないながらにも、急いでここから出ようと足を進めた。
怪しい人に見られたり、何度も声をかけられたりしながらも、私はなんとか振り切って逃げていた。
少し早足になっていた私は、角を曲がったところで人とぶつかってしまった。
反動で倒れそうになったが、ぶつかった相手が私の腕を掴んで引いてくれたお陰で、転ばずには済んだ。
しかし、引く力が強くて、今度はその人の胸へダイブしてしまった。
「す、すみませんっ」
慌てて離れながら、頭を下げた。
「これはかわいらしいお嬢さん。気を付けなさい」
「本当にすみません」
怪しい台詞に、私は警戒しながら顔を上げた。
しかし、見た目はその辺で声をかけてきた人達とは違っていた。
身なりだってしっかりしている。
しかも肩下まで伸びた綺麗な銀髪のかっこいいおじ様だ。
いや、セブルスの方がかっこいいけどね!
というかこの人、誰かに似ている気が……。
「君は……」
相手は眉をひそめて私をじっと見た。
どこかで会ったことあったっけ?
「父上、どうし……アマクラ?」
「あ、ドラコ」
その人の背後からひょっこりと顔を出した男の子。
それは紛れもないドラコだった。
ちょっと見ないうちに、ちょっと背が伸びた気がする。
父上ってことは、この人はルシウス・マルフォイ?あのルシウス!?このおじ様が!
「ドラコ、この子がユウキ・アマクラなのか?」
ドラコが小さく頷いた。
ルシウスは私をまじまじと見つめた。
まるで品定めでもしているような嫌な目。
それにしても、なんでルシウスが私を知っているの?
もしかしてドラコが家で私の話をしたのかな。ちょっと嬉しいかも。