10.骨抜き
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私はハリーの箒を拾い見てみたが、折れたりはしていないようだ。
近くのグリフィンドール選手が受け取りに来てくれたので渡す。
「まぁ私も人間ですから、こういうこともあるでしょう」
まだそこにいたロックハートが私に言った。
「人様の骨を無くしておいて、よくそんなこと言えますね」
「いやいや、誰だってあることですよ」
それを言っていいのは被害者だけだ。
加害者のくせに、いつも余計なことしかしない。
「魔法に長けた人が間違えるんだ。じゃあまだ未成年の私が間違えるのも仕方ないですよね……」
杖を取り出そうとした瞬間、後ろから腕を掴まれ、それは阻まれた。
「やめておけ」
頭上から聞こえたセブルスの声に振り返ると、私の真後ろにいた。
「こやつとポッターなんぞのために人生を棒に振るな」
「バレない程度に。ちょっとだけ……」
「ダメだ。来い」
ダメかぁ……。
今日のところはセブルスに免じて許してやろう。
私はセブルスに腕を引かれ、仕方なくついていく。
「相変わらず仲が良いですね」
それに何故かついてくるロックハート。
喧嘩を売っているんだろうか?
「貴様はついてくるな!」
怒るセブルスをものともせず、笑顔を返している。
「スネイプ教授がわざわざ気を利かせてくれたのに、なんでついてくるんですか?」
「何故離れる必要があるんです?」
「私があなたの骨を2、3本抜こうとしたからです」
「何を言ってるのですか。それに、私はもう君に骨抜きですよ」
ニコッと最高の笑みを向けてくる。
冗談のつもりだろうか?
セブルスは気に食わなかったのか、足を止めると同時に素早く振り返ると、ロックハートの鼻先スレスレに人差し指を立てた。
「貴様は自身の見栄のために生徒の骨を消したのだぞ!」
「スネイプ教授、落ち着きましょ」
やばい。私の次はセブルスだ。
まぁやらかした相手が守るべきハリーだし、怒るよね。
私相手にもこんな馬鹿みたいな感じだし。
杖を出さなかったことを褒めてあげたいくらい。
私の腕を掴む手に力が入っている。
その手に触れながら言うと、セブルスは少し落ち着いた。
「とにかく、ついてくるな!」
ハッキリ強く言い再び歩き出すと、ロックハートはやれやれといった様子でついてくるのをやめた。
そのままセブルスの私室まで連れていかれる。
「まったく、あやつには困ったものだ」
「あれに攻撃するのは、私が先か、セブルスが先かいい勝負になりそうですね」
「おもしろくない勝負だな」
大きな溜め息をつくセブルスに、思わず笑ってしまう。
「駄目ですよ?下手に手を出したら」
「それはあいつ次第だな。ユウキこそ手を出しそうなものだ」
「もうちょっと出してます」
ローブ燃やして蹴飛ばしたし。
まぁあれは優しいもんだもんね。
「我輩が止めたから良いものの、あのまま攻撃でもしてみろ。言い逃れできぬぞ」
確かに、あの公衆の面前でロックハートに攻撃をしていたら、下手したら退学になるかもしれない。
でも、ロックハートもハリーの骨を無くしたし、私が間違ってロックハートの骨を数本無くしたところで問題ないと思うんだけど。
「気をつけます」
「気持ちはわかるがな。気をつけろ」
まぁ相手次第だ。