09.ホグワーツの歴史
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「アマクラです」
ノックをして名乗れば、あっさりと扉が開く。
「入りたまえ」
わざわざ人気のない消灯時間直前にやってあげてんだから、上手くやれよ……。
そう思いながら、いつも通り部屋に入った。
「こんな時間にどうした?」
「ちょっと会いたくなっちゃって」
微笑むと、セブルスも微笑んだ。
「もう遅い。紅茶を飲んだら戻るのだぞ」
「はい」
紅茶1杯分の時間もあれば、うまく材料をくすねることができるだろう。
私はゆっくり過ごさせてもらうとしよう。
「最近疲れているな?」
淹れてもらった紅茶を一口飲んでいると、セブルスが溜め息をつきながらそう言った。
「……否定できないです」
相変わらずなロックハートに、心身共に疲れている。
だからこうやってセブルスと話せて安心する。
心休まる時間だ。
「無理をするな」
優しく私の頭を撫でると隣に座った。
「そうなると、ロックハートをぶっ飛ばすしかないですね」
ヘラッと笑うが、セブルスはやれやれと首を横に振った。
「校長にも言っているんだがな。もう少し様子を見てからと聞かぬのだ」
「どんな理由であれ、ホグワーツの教師にした以上、少しは様子見なんですかね……」
酷いよ、おじいちゃん……。
あれは反面教師にもなれない、酷い人だよ。
何はともあれ、頑張ろう。
「できる限り1人になるな。いいな」
「はい。でも最近わかったことがあって、寮はもちろん、図書室には出没しないっぽいんです!」
「それくらいで喜ぶな」
「安全地帯の把握は重要ですもん」
「ここに来い。いつでも匿ってやる」
「でも、生徒にバレたらまた噂立ちますし……」
「確かにそうだな。怪我も治ってしまったしな。だが、いつでも待っている」
右手の怪我はセブルスが毎日手当てをしてくれたお陰で、すっかり治っている。
だから、手当てを口実に来ることはもう出来ない。
嬉しい言葉に、セブルスにくっついて寄り掛かってみる。
心地良い体温と香りを感じる。
「あぁ……落ち着く」
「相当だな。また追われたのか?」
「それは常です。仕舞には、『スネイプ教授と仲が良いですね?』って聞いてきてうざいです。別に仲良くてもいいじゃないですかね。
たぶん、自分みたいな危険を潜り抜けるドラマチックで、ニコニコ笑顔の人間がモテるとでも思っているんですよ」
「あれは別として、一般的には間違いではないと思うが?」
「まぁ……」
確かに、本屋でも学校を見てもそうだが、あいつはモテるっちゃモテるらしい。
常に笑顔の人って素敵ではあると思うけど、あれは行動がね……。
「けど、私はセブルスが好きですよ?」
「お前は変わり者だ」
「そうですか?セブルスは優しいですし、ちょっと贔屓することはありますけど、生徒とかのこと考えてますし、自分の行動に責任持ってるでしょう?」
「買いかぶりすぎだ」
「そんなことないと思いますけど」
私の頭を優しく撫でてくれる。
セブルスは過去の行いを後悔し、今だってハリーを守り続けている。
尊敬するよ。
「お前もよくやっているだろう。少し子供っぽいがな」
「大人な方がいいですか?」
「いや、今のままでいい。たまに大人びるしな」
そうかな?
この姿に甘えて、全然子供生活エンジョイしてるんだけど。
「さて、そろそろ寮に戻れ。消灯時間を過ぎてしまう」
「え?もうですか?」
残念そうに言えば、優しく笑みを向けてくれた。
「良い子は寝る時間だ」
「え、私良い子ですか?」
お世辞にも良い子とは言えないと思うんだけど。
そう思って言うと、セブルスは手を顎に当てて考える素振りをした。
「……そう言えば、お前は問題児だったな」
今もポリジュース薬のために悪いことしてるしね。
完全な問題児だよ。
「そうです。だからせめて紅茶が飲み終わるまで……いいでしょ?」
「仕方ないな」
セブルスは私に甘いな。
嬉しくて擦り寄りながら笑みを浮かべた。