07.穢れた血
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ロンに視線で助けを求めたが、手に負えないという表情で首を横に振った。
この役立たず!意気地無し!
「では行きましょうか。私の研究室でゆっくりと話しましょう」
「また後でね」
「待って!」
ハーマイオニーはにこやかに手を振ると、私には目もくれず足早に競技場へと向かう。
ロンも申し訳なさそうに行ってしまった。
やばい。これは予想外だ。
非常にまずい。最悪だ。
「離してください!」
「そんなに恥ずかしがらなくてよいのですよ」
「急がないと大変なんです!」
「Ms.グレンジャーはその様に見えませんでしたが?」
「いいから離して!」
この馬鹿はなんと言おうと私の話を聞いちゃくれない。手も離れない。
というか怪我のした手を掴まれているから痛い。
包帯が見えないのか!
こいつ、本当に最低だ!
「さぁ、こちらへ」
半ば引きずられながら廊下を進む。
どんどん競技場の方から遠ざかっていく。
クソ、こんな時に助けてくれるフレッドとジョージはクディッチのチームで不在だし、セブルスはきっと朝食を終えて来る私を部屋で待っている。
朝からこいつに会うし、手は痛いし、ドラコが問題発言するのも時間の問題だし……。
こうなったら仕方がない。
「離さないなら力ずくで離させますよ」
「おやおや、そんな物騒なことを言って」
幸い、今この廊下には人がいない。
やるなら今だ。
このヘラヘラした野郎を痛い目に合わせてやる!
私は引きずられながらも、ポケットから杖を取り出した。
左手で上手くできるかわからないけど、やるしかない。
ロックハートの足元に杖を向けた。
本人は気づいていない。
「インセンディオ!」
ロックハートのローブに小さな火が着いた。
成功だ。
私の声と熱さに驚き、ロックハートは足をじたばたとさせた。
「熱っ!ユウキ、何事ですか!」
慌てふためくロックハート。
なんで手を離してくれないんだ!
燃えてるんだから離せよ馬鹿ぁ!
「は、離してください!私まで燃える!」
「わっ、なんですか?!」
なんですかって、私が燃やしたからだよ!
「あーもう!離せってば!」
一向に手を離す様子がないので、私はロックハートを蹴り飛ばした。
するとロックハートは簡単にその場に倒れ、私も手を引かれて一緒に倒れてしまった。
しかし、倒れて手が床に打ち付けられ、ロックハートは痛みからか手を離した。
「何をするのですか!」
「黙れ!」
私は立ち上がり、燃えているロックハートを余所に競技場の方へと走った。
お願い。どうか間に合って……!
中庭がいつもより遠く感じた。
走っても走っても辿り着かない気がしてならなかった。