07.穢れた血
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「薬を調合しておこう。今日はもう遅い。明日の朝食後にでも来たまえ」
「はい…」
恥ずかしくて俯くと、セブルスはクスリと笑いながら包帯を巻き直す。
「何がおかしいんですか…」
「かわいらしいと思っただけだ」
「っ!?」
あぁ、もう!セブルスのバカ!
私の顔、今きっと真っ赤だ……。
私は掴まれていない方の手で顔を隠した。
「さぁ、寮に戻りたまえ。ロックハートに見つからぬようにな」
「はい……じゃあ、また明日」
まだ火照る顔でセブルスに微笑むと、セブルスも優しく微笑み返した。
セブルスの私室を出て、私は階段を上がりながら、再び包帯が巻かれた手をそっと擦った。
まだセブルスの温もりが残っている気がして、なんだか名残惜しさを感じた。
「あぁ、ユウキ!」
その声に一瞬にして背筋が凍りついた。
ロックハートの声だ!
顔を上げれば、前方から小走りでこちらに向かってくるロックハートの姿があった。
「ずっとあなたに会いたかったのですよ!」
「知らん!」
私は踵を返して、今来た道を全力で戻った。
階段の最後は4段を一気に跳んだ。
足に鈍い痛みを感じながらも、私は逃げる場所を一瞬で判断した。
セブルスの部屋じゃすぐにばれる。
ということは自分の部屋!
まだ結構な距離が空いていたのか、ロックハートの姿は見えず遠くから声がするだけだった為、私は急いで自分の部屋に駆け込んだ。
扉に耳つけて外の音に集中すると、微かに足音が聞こえた。
やがて足音がピタリと止んだ。かと思うと、今度は声が聞こえてきた。
「スネイプ教授、よろしいですか?」
どうやら予想通りセブルスの方に行ったみたい。
助かった……。
「ユウキが来ませんでしたか?たった今こちらの方に来たと思うのですが」
セブルスの声は聞こえない。
聞こえるのはロックハートの陽気な声だけ。
きっと怒ってて、いつも以上に低い声出してるんだろうなぁ。
「まさか匿っているのでは?」
そうロックハートが言うと、セブルスの声が微かに聞こえた。
何を言っているかは聞き取れないけど、怒っていることだけはわかる。
「では他を探してみます。では」
ロックハートの足音が段々と離れていき、やがて聞こえなくなった。
あぁ、よかった。なんとか見つからずに済んだ。
でも、今ここから出たらすぐにまた見つかってしまうし、しばらく出ることはできない。
いや、今晩はここに泊まるのがいいだろう。
大きく溜め息をついていると、扉をノックする音が聞こえた。
「入るぞ」
セブルスの声が聞こえた。
そして静かに扉が開き、声の主が入ってきた。
「災難だったな」
少し苛立った口調で言ったかと思うと、呆れた様子で溜め息をついた。
「ごめんなさい。迷惑かけちゃって…」
「ユウキのせいではない。それにしてもロックハートめ……」
「今日はここに泊まることにします。まだそこらにあいつがいるでしょうし……」
「あぁ、そうだな」
優しく頭を撫でられ、私は微笑んだ。
撫でられるの好きだな、なんて。
「我輩は仕事が残っている故、もう部屋に戻る。何かあったらすぐに来たまえ」
「はい。あの……お仕事も程々にちゃんと寝てくださいね?」
「あぁ」
セブルスは柔らかく微笑む。
たまに目の下に隈作ってるから、少し心配だな。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
セブルスはあっさりと部屋を出ていってしまった。
もう遅い時間だから気を使ってくれたのかな?
もう少し居てくれてもよかったのに。
そう思いながら、私は着替えてベッドに入る。
そして目を瞑ると、意外にもすぐに夢の世界へと落ちた。