07.穢れた血
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ピクシーにつけられた顔の傷は深くなかったので薬を塗っただけだったが、手の傷は少し深かったらしく、包帯を巻かれてしまった。
利き手だから困るな……。
頬の傷はすぐに治ると言われたが、手の傷は最低でも1週間はかかるらしい。
ピクシーの血が傷口についたとかなんとか。
「まったく、生徒にこんな怪我をさせるなんて信じられません!」
マダム・ポンフリーは私にではなくロックハートに怒っているようで、今回は怒られずに済んだ。
今回の怪我はセブルスに伝わっていないようで、私はばれないよう少し我慢をして、なるべくセブルスに出会さないようにし、頬の傷と手を隠しながら過ごし、更にロックハートから隠れて2、3日過ごした。
というか、ロックハートから隠れるのに1日中必死で、セブルスを気にしていたのは最初のほんの数時間だけだったけど。
しかし、やはりセブルスに見つかり呼び出しをくらった為、私は消灯前にセブルスの私室に来ていた。
「何をこそこそとしているかと思えば、いつの間に怪我をしたのかね?え?」
「こそこそしてたのは、ロックハートに見つからない為で…」
「では怪我はなんだね?」
「……ちょっと割れたガラスで切っちゃっただけです」
セブルスは怒ってるかな、とちらりと表情を伺った。
あ、怒ってない……というより心配してる顔だ。
心配されるのは嬉しいけど、そんな顔してほしくない。
「なぜすぐに言わない」
「だって、セブルスがそういう顔するから……」
俯いていると、セブルスが頭を撫でてきた。
「次からは言いたまえ」
「はい」
私の頭を撫でていた手は、頬の傷を撫でるようにして私から離れた。
「顔の方は大丈夫のようだな。手は……痛むかね?」
セブルスは私の右手を掴むと、包帯を解き始めた。
「大丈夫ですよ。ちゃんと医務室で手当てしてもらってますから」
それを止めようとするが、セブルスはあっという間に包帯を解いてしまった。
ガーゼも取られてしまい、その時傷が少し痛み、私は顔を微かに歪めた。
「あまりよくないな。何をしたのかね?」
「だからガラスで……」
「……」
セブルスが黒い瞳でじっと私を見つめてきた。私は言葉を止めて、つい見つめ返してしまう。
やばい。なんか、その…かっこいいっていうか、瞳が綺麗…。
心臓の鼓動は速まり、掴まれている手からその速さが伝わってしまうのではないかと思った。
「正直に言いたまえ」
「ピクシー小妖精の血が、傷についちゃったらしくて……」
「そういうことか」
セブルスはそう呟くと私に顔を近づけてきた。
それに気づいた時には、既に頬に柔らかい感触があった。
丁度傷のある場所。顔が一瞬にして火照る。