04.新学期
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私達は無事にホグワーツに着いた。
駅につき、少し歩いたところに用意されていた馬車に乗って、ホグワーツまで行くことになった。
「馬車が動いてるわ」
ハーマイオニーが言った。
そう、馬車はひとりでに動いているはずなのだ。
私の目には、セストラルであろう生き物が見えていた。
大きさや形は馬のようだけど、骨と皮しかないような見た目に、大きな翼はコウモリのようだ。
私は元の世界で祖父を看取ったことがある。
この世界で死に出くわしたことがないのだから、おそらくそのせいだろうか?
校舎に付き、大広間の長テーブルに寮ごとに座る。
教師達も続々と集まってきた。
嫌でもロックハートの姿が目についた。
なんかこっち見てるし……無視だ、無視。気のせい。
セブルスの姿はないな。
というか来ないか。
あと少しで組分けが始まる。
「ちょっとお手洗いに……」
「今?もう始まるわよ!」
立ち上がる私の手を掴んで止めようとするハーマイオニー。
でも暴れ柳が傷ついてるから少しでも治しに行ってあげたいんだよね。
放っておいても平気だけど、なんだかかわいそうだし……。
馬鹿2人はいいとして。
「大丈夫!」
「あっ」
私はハーマイオニーの手をスルリと抜けて大広間を出た。
何が大丈夫なんだと自分の言葉に非難を浴びせながら、暴れ柳の元へと足早に向かった。
そこにはもうハリー達の姿は見当たらなかった。
あるのは暴れ柳の悲惨な姿だけ。
「あーぁ、これは酷いや」
暴れ柳はまだ怒っているのか、大きく太い枝を軽く振り回していた。
所々枝が折れ、幹も削れているところがある。
一目見てわかる程、かなり酷い。
これはセブルスも怒るよ。
貴重なんでしょ?
これだけ被害受けりゃね……。
「ウェントゥス サーナティウス」
私は杖を取り出すと、少し近づいてから唱えて大きく杖を振った。
すると傷ついていた部分が消えていく。
暴れ柳は身震いでもするかのように、枝を揺らした。
しかし、やはり大きな部分はほとんど治っていない。
削れている幹の部分なんて全然だ。
だが呪文のお陰か、暴れ柳は少し落ち着きを取り戻したようだ。
「んー、やっぱ私みたいな未熟者じゃこれが限界だよね……」
「ここまで出来れば十分だと思うがな」
「でも、こうもう少し……っ!?」
誰かの声に普通に返答してしまった私は、気づいて慌てて振り返った。
そこにいたのは真っ黒な男性、セブルスだった。
「セブルス!」
私は嬉しくてパッと表情を明るくした。
セブルスは呆れたように溜め息をつくと、私の頭を軽く叩いた。
「何するんですか……」
「大広間に居るはずの君が何故ここに居るのかね?」
「い、いやぁ……ちょっと」
大広間を抜け出していることを思い出し、苦笑する。
「まぁいい。取り敢えず暴れ柳から離れよう。また暴れ出しては危険だ」
手首を掴まれ、私は暴れ柳から離れた。
そしてそのままどんどん歩いていく。
あぁ、この後はかわいそうなハリー達を叱るのか。
「まったく、勝手な行動をしおって」
「だって暴れ柳って貴重なんでしょう?それにかわいそうですし」
「自分が危険かもしれないとは思わなかったのかね?暴れ柳だぞ?」
「近づきすぎなければ大丈夫かなって……」
再び呆れて溜め息をつくセブルス。そんなに呆れられちゃった?
しょんぼりして引かれるがままに歩いていると、セブルスは小さく呟いた。
「呪文は上出来だ。そこだけは誉めてやる」
誉められた嬉しさでパッと笑顔を見せると、セブルスは優しく微笑んだ。