04.新学期
Your Name
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圧迫されるよな、押し潰されるような苦しい感覚。
グルグルと回り、胸が締め付けられ、息が詰まるし気持ち悪い。
そう思っていると一気に空気が肺に入ってきて、体中に感じた。
軽く咳き込み涙目になる。
「ユウキ、大丈夫か?」
少し体を離して顔を覗いてくる。
私はセブルスに寄りかかりながら、ふるふると首を横に振った。
「凄まじいです……」
セブルスは優しく背中を擦りながら、しばらく抱き締めたままの状態でいてくれた。
いつかはこれに慣れないといけないと思うと、嫌になる。
「将来できる気がしません」
「姿現しは慣れが必要だからな」
私の唐突な言葉に、セブルスは少しおかしそうに答えた。
確かにこれは慣れかもしれない。
でも、慣れるほど使いたくないよ……。
ゆっくりと顔を上げて辺りを見回すと、自分達がホームの端の誰からも見えないような死角に立っているのに気がついた。
ここが9と4分の3番線?
「もう大丈夫のようだな。早く汽車に乗りたまえ。席が無くなるぞ」
数回私の背中を叩いて、早く行くように促す。
時計を見てみれば、もうそれ程長い時間がないことが伺えた。
「そう寂しそうな顔をするな。また数時間後に会えるであろう」
「そうですけど…」
休暇中、かなりの時間を一緒に過ごしていた(私がセブルスの部屋に押し掛けていた)せいか、少し離れるだけなのになんだか寂しく感じた。
「さぁ、早く行け」
「ちょっと待ってください」
「なんだ?」
私はぎゅっとセブルスに抱きついた。
肺一杯にセブルスの香りを嗅いだ。
薬草の香りに混ざって石鹸の香りもする。
朝シャワー浴びてきたのかな?
「な、何をしているのだ?」
「充電ですっ」
顔を上げてにこりと笑顔を向ければ、セブルスは呆れたように笑った。
パッとセブルスから離れる。
いつまでも我が儘言ってちゃダメだよね。
充電もしたし、そろそろ行こう。
「じゃあ、行きますね」
「あぁ、行ってこい」
優しく微笑むセブルスに笑顔を向け、私は汽車へ向かった。
入り口で一度立ち止まり振り返ると、セブルスは壁から少し顔を出してこちらを見ていた。
黒づくめだから変質者みたい。
汽車に乗り込み、空いているコパーメントを探した。
意外とあっさり見つかり、私は1人で窓側に座った。
ハリーとロンは来ないけれど、ハーマイオニーがいるし、席をしっかりとっておかないと。
窓からホームを見たが、セブルスの姿は確認できなかった。