03.スマイル
Your Name
この小説の夢小説設定名前を入れると、登場人物に自動変換します。
より楽しく読むために名前を記入して下さい。
記入なしの場合、“アマクラ ユウキ(天倉 優希)”となります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「にっこりして!一面大見出し記事ですよ」
シャッター音とロックハートの声。
1秒でも早く逃げたい。
「おやおや。さぁ、君も恥ずかしがらずに!」
後ろを向いているのがばれ、無理矢理にカメラの方を向かされ、1枚写真を撮られてしまった。
最悪……。
「皆さん」
ロックハートが声を張り上げ、手で静粛にという合図をした。
「皆さん、なんと記念すべき瞬間でしょうか。ハリー君が、ブローリッシュ・アンド・ブロッツに私の自伝、私はマジックだを買いに立ち寄った」
周囲から拍手が起こる。
何故こいつはこうも自信満々なのだろうか。
この詐欺師め。
「ついでながらがこの本は、日刊預言者新聞ベストセラーで27週連続1位を飾っているわけであります」
ニカッと笑みを浮かべる。
「そしてこのお嬢さん」
私は逃げようと一歩踏み出したが、すぐに腕を捕まれロックハートの隣へ戻ってしまった。
ぐっ、この手やっぱり離れない……。
「私だって人間です、困り悩むことがあります。そんな私に優しく手を差し出してくださった天使だ。そんな彼と彼女に今、喜んでこの本をプレゼントいたします。その本だけではなく、私の全作品を手にするのです。無料でね」
やっと腕を離されたと思ったら、7冊もの本をドサッと持たされた。
ハリーも渡されている。
その瞬間、再びカメラのフラッシュが光る。
私はハリーと慌てて逃れようと、ロックハートから離れた。
「ハリー、その本貸して頂戴。サインをもらうわ。外で待ってなさい」
ウィーズリーおばさんがハリーから本を受けっている。
私はこの本を捨てたいよ……。
私たちはそのまま出口へと向かう。
幸い、ロックハートは追いかけてこない。
入り口近くにはウィーズリー兄弟たちが立っていた。
ロンにこれあげちゃおうかな。とも思ったけど、浮いたお金で他の本が買えるし、仕方ないからもらっておくか。
「いい気分だろうね、ポッター」
振り返ると、薄ら笑いを浮かべているドラコが二階から降りてきた。
「ドラコさっきぶりだね」
「アマクラは災難だったな」
私はまったくだと頷いた。
「有名人のポッター。ちょっと書店に行くだけで、大見出し記事だ」
「ほっといてよ!」
そういうドラコにジニーが勇敢にも前に出て言い返す。
将来が楽しみだ。
あぁ、面倒なことになる前に私はさっさと本買っちゃお。
「ちょっと持ってて」
私はロンに本を持たせて、みんなから離れる。
どうせ言い合いするだけだ。
おもしろそうな本を選ぶ方が有意義ってもんだよ。
数冊選んで無事に買い、ハリー達のところへ戻ると、ルシウスとウィーズリーおじさんがいた。
入り口近くにいたフレッドとジョージの間に顔を出すと、2人は私に気づいて、少しおもしろくなさそうな表情でウィーズリーおじさんとルシウスを指差した。
「お役所はお忙しいらしいですな?抜き打ち調査続きで。残業代は出るのでしょうな?この様子ではどうも、そうではないらしいが」
ルシウスの明らかに挑発した表情。
子どもたちの前でこんなこと、酷い言いようだ。