04.ダイアゴン横丁へ
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大人しくついていくと、地下の一室に入った。セブルスは扉をバタンッと閉めると、暖炉の前に立った。
ここってもしかしてセブルスの私室?
薄暗くて、本や薬瓶などがたくさんある。
「煙突飛行を使って行く。やり方は知っているかね?」
部屋をじっくり見ようと思ったが、話しかけられたためすぐに止めて返事をした。
「はい。煙突飛行粉を暖炉に入れて、中に入って行きたい場所を言うんですよね?あと発音はしっかりと…」
恐る恐る答えると、「左様」と言って煙突飛行粉を差し出してきた。
やるのは初めてだから怖いんですけど。火の中に入るわけだし…。
「ふん、初めてか。心配するな、炎は熱くない。場所は“ダイアゴン横丁”だ。さぁ、やってみたまえ」
セブルスは私が怖がっているのが楽しいのか、ニヤッと笑った。
その顔が素敵すぎて鼻血が出そうです。
私はセブルスの笑みで少し勇気が出た。
そして粉を掴み、暖炉に投げ入れた。
すると炎がエメラルドグリーンに変わった。私は唾を飲み込んだ。
ゆっくりと炎の中へ入ろうとしていると、「早くしたまえ」とセブルスに背中を押され、一瞬で炎の中へ。
びっくりしすぎて涙が出そう。セブルスの馬鹿!
「ダイアゴン横丁!」
何かに吸い込まれたような感覚がしたかと思うと、ぐるんぐるんと回転した。
あぁ、この世界に来てから回るの何回目だろう…気持ち悪い。
ぽいっと吐き出されるように暖炉から飛び出し、床に突っ伏した。
「うぅ…」
気持ち悪さと痛みで小さく呻いていると、後ろから「何をしている」とセブルスが声をかけてきた。
「思った以上に酔いますね…」
力無くそう言うと、深い溜め息が聞こえてきた。かと思うと、腕を掴んで立たせてくれた。少し乱暴だったけど。
辺りを見ると、そこは少しみすぼらしいパブだった。
ここが漏れ鍋?
「行くぞ」
まったく気を使ってくれないセブルスの後ろに続いて漏れ鍋を出た。
そこは壁に囲まれた小さな中庭。
セブルスがレンガの壁のある部分を杖で三度叩くと、レンガが震え、次にクネクネと揺れ出した。
そしてあっという間にアーチ型の入り口が出来た。
アーチをくぐると、そこはダイアゴン横丁だった。
「すごい、本物のダイアゴン横丁だ」
「大人しくついてきたまえ」
私はダイアゴン横丁に感動して目を輝かせながらセブルスの後についていく。が、歩くのが早い。
子どもの身体ではついていくのがやっとだ。
「スネイプ教授、もう少しゆっくり歩いてください」
学校なら大丈夫だが、ここは人が多くてはぐれてしまいそうだ。
セブルスは時々私がついてきているか見るだけで、まったくスピードを落としてはくれない。
私はムッとして、セブルスのローブをちょこんと掴んだ。
セブルスは嫌そうな顔をしたが、少しだけスピードを緩めてくれた。
「まずはここだ」
立ち止まったのはマダムマルキンの洋装店だった。
もう少しローブを掴んでいたかったが、仕方なく離した。
「我輩はグリンゴッツへ行ってくる。他の物も買っておこう。その間に制服と普段着を選びたまえ」
「わかりました」
私はポケットからダンブルドアにもらった鍵とリストをセブルスに渡した。
セブルスは受け取るとすたすたと歩いていってしまった。
そんな無愛想なセブルスがいいんだよな。
そんなことを考えながら店へ入った。
マダム・マルキンはとても愛想の良い魔女だった。セブルスとは正反対だ。
制服の丈を合わせ、普段着を選び終わったところで、丁度セブルスが戻ってきた。まるで見張っていたかのようなタイミングだ。
会計を済ませると、荷物にちょんと杖を振りどこかへ消してしまった。
恐らくホグワーツに送ってくれたのだろう。魔法って便利だなぁ。
「あとは杖だけだ」
再びセブルスのローブを掴み、後ろについていった。
嫌そうな顔はしたが、今度は歩調も合わせて歩いてくれた。
その然り気無い優しさにきゅんきゅんしていたのは言うまでもない。