25.目を覚ませば
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ハリーはパーティーに行くため、すでに退院していた。
元々、ハリーの怪我はあまり酷いものではなかった。
私もそこまで怪我してないのに!
そうは思ったが、マダム・ポンフリーに聞いたところ、聖マンゴ病院に搬送しようとしていたらしい。
アルバスがなんとか留めてくれたらしいけど。
「さぁ、薬を飲んで」
「またですか?それすごく苦いから嫌なんですけど」
「文句を言わないで飲みなさい!」
ゴブレッドにつがれた液体を、私は渋々喉に流し込んだ。
に、苦い…。
どうにかして甘くならないのかな?
「私は少し用があっていなくなりますが、大人しくベッドの上にいてくださいね」
「つまらないよ」
そう言うも、マダムは私を無視して行ってしまった。
私がベッドの上で大人しくしてると思ったか?
あぁ!急がないとパーティーが始まっちゃう!
隠していた制服を取り出して急いで着替え、ハリーから貸してもらった透明マントをかぶった。
医務室を出て、急ぎ足で廊下を進んだ。
大広間に入ると、グリーンとシルバーのスリザリンカラーで飾られていた。
スリザリンの蛇を描いた巨大な横断幕がハイテーブルの後ろの壁を覆っていた。
大勢の生徒が既に席に着き、楽しそうに話している。
私はハリー達を探しだした。
ハリーとジョージ(更にその隣にはもちろんフレッド)の間の空いているスペースに腰をおろし、透明マントをとった。
「やぁ、ハリー」
声をかければ、みんなが驚いて声を上げた。
ハリーはすぐに笑顔を見せた。
透明マントを綺麗に畳んでハリーに返した。
「これありがとう。助かったよ」
「よかった。うまくいったんだね」
ハリーはにっこりと嬉しそうに笑った。
不覚にもかわいいと思ってしまった。
やはりハリーもまだまだかわいらしい子供だなぁ。
「元気だったか?」
「心配したんだ」
フレッドとジョージが嬉しそうに私に言った。
ロンとハーマイオニーもテーブルから身を乗り出した。
「あなたはなんで毎回無茶をするのよ!」
「面会謝絶だぜ?なかなか目を覚まさないって言うしさ」
ハーマイオニーは目に涙を溜めながら訴えるように言った。
悪いことをしたなと思い、私は苦笑した。
ロンも心配してくれていたらしく、優しく声をかけてくれた。
「みんな心配かけてごめんね。でももう元気だから」
元気な笑みをみんなに向ければ、みんな安心したように笑った。
「でも大丈夫なのか?」
「その様子だと抜け出して来たんだろ?」
フレッドとジョージが悪戯っぽい笑みを浮かべた。
ハーマイオニーは呆れた様子で溜め息をついている。
あぁ、いつもの光景だ。
「大丈夫!校長からこっそり許可貰ったし、こっそり抜け出してきたし!」
ニシシと笑いながらそう言えば、みんななんだかんだ言って笑みを浮かべた。
「なんで全部こっそりなのよ」
「マダム・ポンフリーが許可くれなかったからさ」
ちらりと教員席にいるセブルスを見てみると、まだ私に気づいていないようだ。
私はあんまり目立たないように身を縮めた。
アルバス以外の人にばれたら怒られちゃう。
「それにしても元気そうだな」
「もっとまいってるかと思った」
あまりにも私が元気ににこにこしているからか、フレッドとジョージが不思議そうに私を見た。
「4日も寝てたからじゃない?ちょっと足が痛いだけで、他はなんともないし」
なんで聖マンゴ病院に運ばれそうになったのかわからない程元気だ。
あとで聞いてみようかな。
楽しく談笑していると、アルバスが現れ騒がしかった広間は静かになった。
「また1年が過ぎた!一同、ご馳走にかぶりつく前に、老いぼれの戯言をお聞き願おう。なんという1年だったろう」
アルバスがちらりと私を見た。
そしてまたすぐに辺りを見渡しながら話始めた。
「君達の頭も以前に比べて少し何かが詰まっていればいいのじゃが……新学年を迎える前に君達の頭がきれいさっぱり空っぽになる夏休みがやってくる」
一度黙り、生徒達を見渡す。
みんなアルバスの言葉に真剣に耳を傾けている。
「それではここで寮対抗杯の表彰を行うことになっとる。点数は次の通りじゃ。4位グリフィンドール312点。3位ハッフルパフ352点。2位レイブンクロー426点。そしてスリザリン472点」
スリザリンのテーブルから嵐のような歓声と足を踏み鳴らす音が上がった。
セブルスもどこか嬉しそうな表情をしている。
ドラコもあんなにはしゃいじゃって。
それとは反対に、重い空気のハリー達。
やはり自分たちに責任を感じているのだろう。
「よしよし、スリザリン。よくやった。しかし、つい最近の出来事も勘定に入れなくてはなるまい」
アルバスがそう言った途端、シーンと静まり返った。
セブルスも眉間に皺を寄せている。
ここはやはり原作通りということか。