22.二人
Your Name
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「ハリー達は何か言ってた?」
「もうカンカンよ。そうじゃなくても、あなたを怪しんでいたのよ?ユウキはスネイプの、例のあの人の仲間だって言って、もう何も聞かないわ」
「やっちゃったな…ハーマイオニーは怪しんでないの?」
ハーマイオニーは少し戸惑い、視線を泳がせながら言った。
「怪しいと思ってるわ。でも、私思ったの。もしスネイプの仲間なら、もっと早くハリー達のことを話しているはずじゃない?それに、ユウキは親友だもの」
私は思わず笑みをこぼした。
私を信じてくれていることが嬉しかった。
「ありがとう。ハーマイオニー。でもスネイプ教授とは仲間とかそんなんじゃないよ。それにあの人は石を盗もうとしてない。かなり怪しいから説得力ないけど」
最後の方は苦笑しながらそう言うと、ハーマイオニーは少しおかしそうに笑みを浮かべた。
「確かに説得力ないわ」
「まぁ信じるか信じないかはハーマイオニーに任せるよ」
「私は信じるわ。ユウキが言ってるんだもの」
なんていい子なんだろう。
優しい子だな。
「本当にありがとう。あ、ハリー達には言わないでね。信じないと思うから」
ハーマイオニーは少し残念そうに笑った。
言おうとしていたらしい。
「大丈夫。ハリー達にもわかる日がくるよ」
「だといいんだけど」
その時、目の前を一羽のふくろうがふわりと舞った。
『手紙だよ』
「あ、ヒスイ」
それはヒスイで、開けていた窓から入ってきたらしい。手紙をぽとりと私の膝の上に落とし、机に着地した。
「ありがとう」
こんな時間に手紙なんて珍しいな、と思いながらヒスイを撫でた。
手紙を開けてみると、セブルスからだった。
「こんな時間に誰から?」
「あ、あぁ、ちょっとね」
「じゃあ、私はそろそろ自分の部屋に戻るわね」
ハーマイオニーはニッコリと笑って魔法で鍵を外して部屋を出ていった。
私は机の引き出しから、ふくろう用のフードを出して、ヒスイに食べさせた。
ヒスイは嬉しそうにむさぼった。
私は手紙に目を落とした。
急いで書いたのか、少し字が崩れていた。
ユウキへ
突然帰してしまってすまなかった。
しかし、Ms.グレンジャーがお前を呼びにきた様子だった。
質問などただの口実だったのであろう。
本当はまだ帰したくはなかったが、仕方なかったのだ。
試験までもう日がない。
真面目に勉強に取り組みたまえ。
試験が終わった日、また我輩の部屋にくるといい。
S.S
「試験が終わるまで部屋に行っちゃダメってこと…?」
私は少し落ち込みながらも仕方ないと自分に言い聞かせた。
確かに、セブルスの部屋に通ってたから試験が悪かった、なんてことになったらセブルスに悪い。
「試験後って…」
試験が終わったらすぐに行こうと考えたが、試験の後は賢者の石が狙われることを思い出した。
さすがに賢者の石を放って、セブルスの元へ行く訳にはいかない。
それにクィレルのこともある。
「仕方ないか…」
私は返事を返すために机に置いてあった羊皮紙と羽根ペンを手に取った。
セブルスへ
セブルスの言う通り、ハーマイオニーは少し話があったみたいです。
私も離れたくなかったですが、仕方ないです。
試験頑張ります。
なので、結果がよかったら誉めてください。
私はそれだけで頑張れます。
ユウキ
ペンを置いて、何度か読み返した。
「まぁこれでいっか」
『書けた?』
「うん、書けたよ」
ヒスイに返事をしながら、羊皮紙を折り畳んだ。
「じゃあ、これをセブルスにお願いね」
『わかった!しっかり届けるよ』
ヒスイは羊皮紙をくわえ、意気揚々と飛び立った。
手紙には、あえて部屋に行くとは書かなかった。
行けるかわからない。
いや、行けない。
だからといって行けないと書けば、理由を問いただしてくるに決まってる。
行くと書けば嘘になるし…。
「はぁ…」
私は机に教材を出し、試験に向けての勉強に取りかかった。