20.再び禁じられた森へ
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何週間かが経った。
ハリーはもちろん森で聞いたことをロンとハーマイオニーに話した。
あんなのを聞かれては、さすがにセブルスの肩を持つことはできなかった。
そうじゃなくても少し距離置かれてるし。
ハリーは最後にあの話しをした。
セブルスの忠告。
私は何も知らないと言った。
本当に知らない。
セブルスが何を知っていて、何を思ってあんなことを言ったのか、本当にわからなかった。
テスト10週間前、勤勉少女ハーマイオニーは、早くも図書室にてテスト勉強を始めていた。
一夜漬け派の私は宿題や他のことで図書室にこもった。
宿題がたくさん出たため、結局ハリーもロンもハーマイオニーと一緒に図書室で勉強していた。
そんなある日、図書室でハグリッドの姿を見つけた。
ドラゴンの本を見ている。
もうそんな時期か。
ハリー達はハグリッドと遭遇し、その1時間後、石を守っているのはフラッフィー以外誰かを教えてもらおうと、ハグリッドの小屋へ行ってしまった。
まだドラゴンは産まれないし、阻止することもできるわけないし、一緒に行かなくても大丈夫だろう。
それに卵を孵そうとしてるだろうから暑いだろうし…。
ある日、ハリー達にドラゴンが孵るから見に行こうと誘われた。
ハグリッドが「どうせならユウキも連れてこい」と言ったらしい。
しかし、授業があったため、午前中の休憩時間に急いで小屋に向かった。
「もうすぐ出てくるぞ」
私達が小屋に着くと、既にテーブルの上に置かれていた卵に深い亀裂が入っていた。
じっと見守っていると、突然キーッと引っ掻くような音がして卵がパックリ割れた。
「うわぁ、かわいい…」
「えっ、かわいいか?」
私がぼそりと呟くと、ロンが信じられないといった顔をして言った。
産まれたばかりのそれは、痩せっぽっちの真っ黒な胴体で、それに不似合いな巨大な骨っぽい翼、こぶのような角、オレンジ色の瞳をしている。
「素晴らしく美しいだろう?」
ハグリッドがドラゴンの頭を撫でようとしたが、尖った牙で噛みついた。
「こりゃすごい、ちゃんとママちゃんがわかるんじゃ!」
絶対にわかってないと思うけどな、と思いながら、ふと視界の端に映った窓を見た。
そこには見覚えのある顔が見えた。
「ドラコ!」
私が声を上げると、ドラコは学校の方へと駆けていった。
次の週、ドラコは薄ら笑いを浮かべていた。
3人は気になっているようだったが、私はその薄ら笑いがかわいくて仕方がなかった。
あの何か企んでそうな、生意気な顔がかわいい。
「ねぇねぇドラコ」
「あぁ、アマクラじゃないか。どうしたんだ?」
薄ら笑いを浮かべているドラコが機嫌良く返事をした。
「ドラコの笑った顔ってかわいいよね」
「っ!?」
ドラコが怒ったのは言うまでもない。
でも照れてるみたいで、それがまたかわいかったり。
やっぱりドラコをからかうのは楽しいな。
孵ってから1週間が経ったドラゴンは3倍程に大きくなっていた。
名前はノーバードに決めたらしい。
「ノーバード、人を噛んじゃダメだよ?」
そのうちロンが噛まれて、毒にやられて大変なことになることを思い出した私は、ノーバードに言った。
しかしノーバードは、「遊ぶの!」と無邪気に言って私に噛みつこうとした。
困ったものだ。
「もう、少なくとも私は噛まないでよね!」
「えー」
「仲良くしよ?」
「んー…いいよ!君大好き!」
ノーバードは私の手に頭を擦り付けてきた。
なんだこの子、かわいいじゃないか。
ノーバードはハリーの提案で、ルーマニアでドラゴンの研究をしているロンの兄、チャーリー・ウィーズリーに預けることに決まった。
せっかく懐いてくれたのに、少し寂しいな。
その次の週、ロンはノーバードに噛まれてしまった。
「ロン、すぐに医務室に行った方がいい。大変なことになる前に」
「な、なんだよ。大袈裟だな」
結局ロンは私の言うことを聞かず、翌朝酷いことになり、医務室行きになったのだった。
土曜日の真夜中に、チャーリーの友人達にノーバードを引き渡すことになっていた。
ロンの手は土曜日までには治りそうにない。ハーマイオニーがロンの代わりをするだろう。
早く土曜日にならないかなぁ、と考えながら人気の無い廊下を歩いていたある日、ばったりとセブルスに出くわしてしまった。
「Ms.アマクラ」
「なんでしょうか?」
呼び止められるとは思っていなかったので、私は目をぱちくりしながら首を傾げた。
するとツカツカと近づいてきた。
「最近ハグリッドの小屋や図書室によく行っているようだが?」
「あぁ、ファングと遊んでるんです。かわいいんですよあの子。図書室へ行くのは元々ですよ?」
私はニッコリと笑って答えた。
ノーバードや私個人の調べ物がばれたら大変だ。
「ほぅ、そうか。では、クィレルと仲が良いようだがなぜかね?」
一瞬吹き出しそうになりながらも、セブルスを見た。
この人は本気で言ってるのか?
「別に仲が良い訳じゃありません。クィレル教授が話しかけてくることはよくありますけど」
ムーッと顔をしかめながら言うと、セブルスは突然前屈みになり、私の耳元に唇を近づけて言った。
「クィレルには気をつけたまえ…」
「っ!?」
吐息混じりのそのベルベットボイスは、私を赤面させるのには十分だった。
セブルスはそんな私を見て軽く笑みを浮かべると、さっさと行ってしまった。
なんなのあの人!