19.消えない印
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新学期が始まると、3人は再びフラメルのことを調べるために図書室にこもった。
ハリーはクィディッチの練習もあり忙しいようだ。
「足を折ったことにすれば」
「いっそ本当に足を折ってしまえ」
私が調べものが終わって談話室へ戻ると、3人がなんとも物騒なことを話していた。
「誰の足を折るの?」
「ユウキ!」
「聞いてくれよ」
何を騒いでいたのかと思うと、どうやらセブルスが次のクィディッチの試合で審判を買ってでたようだ。
それにしてもこの3人は私と距離を置いていたはずなのに、いつの間にか普通になっている。
クリスマス休暇で抜け落ちたのかな?
「あの人もよくやるな…」
「シーカーの補欠はいないんだ。僕が出ないとグリフィンドールはプレイできなくなってしまう」
その時、ネビルが談話室に倒れ込んできた。
どうやら足縛りの呪いをかけられたようだ。
周りが笑い転げる中、ハーマイオニーが立ち上がり呪文を唱えた。
すると両足がパッと離れ、ネビルは震えながら立ち上がった。
「誰にやられたの?」
ネビルをハリー達の近くに座らせながら問うと、「マルフォイ…」と予想通りの答えが返ってきた。
勇気がなくてグリフィンドールにふさわしくないと言われたらしい。
ハリーは元気づけるために蛙チョコレートを渡して言った。
「マルフォイが10人束になったって君には及ばないよ」
「ネビルは選ばれてグリフィンドールに入ったんでしょ?きっと強い勇気があるよ。今は眠ってるだけだよ」
ネビルは私と違って選ばれて入ったんだから…。
蛙チョコの包み紙を開けるネビルの肩をぽんぽんと叩くと、ネビルは微かに笑った。
「ハリー、ユウキ、ありがとう…僕、もう寝るよ…カードあげる。集めてるんだろう?」
ネビルがハリーにカードを渡して去った。
ダンブルドアだ。
「ハリー、裏を見て」
ハリーは大人しく裏返す。
見るとニコラス・フラメルの文字が。
「こんなところにいたよ」
私はカード裏の文面を指さした。
ハリーが読み上げると、ハーマイオニーは興奮した様子で、女子寮への階段を脱兎のごとくかけ上がっていった。
そして大きな古い本を抱えて戻ってきた。軽い読書をしようと、随分前に図書室から借りていたらしい。
凄まじい勢いでページを捲り、探していたものを見つけた。
ハーマイオニーはドラマチックに読み上げた。
「ニコラス・フラメルは、我々の知るかぎり、賢者の石の創造に成功した唯一の者!」
うんうんと頷く私とは裏腹に、ハリーとロンは首を傾げた。
「何、それ?」
「2人とも本を読まないの?ほら、ここ…読んでみて」
ハーマイオニーは2人に本を見せた。
「金を作る石、決して死なないようにする石!スネイプが狙うのも無理はないよ。誰だって欲しいもの」
読み終わるとハリーが言った。
「誰だって欲しいと思うなら、スネイプ教授とは限らないんじゃない?」
私はついハリーに反論してしまった。まずいと口を押さえたが遅かった。3人は私を怪訝そうな顔で見た。
「君はどっちの味方なんだい?僕達?それともスネイプ?」
ロンが言った。またもや距離を置かれる予感。
でも嘘はつけない。
「味方もなにもないよ。私は私の見たものを信じる」