16.クィディッチ
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「朝食、しっかり食べないと」
「何も食べたくないよ」
ハーマイオニーが優しく言うが、ハリーはそれを拒んだ。
ここは朝の大広間。
ハリーはこの後行われるクィディッチの試合、グリフィンドール対スリザリンにとても緊張しているようだ。
「少しでも食べなよ。力が出ないよっと」
私はハリーの口にちぎったトーストを突っ込んだ。
ハリーは驚きつつも仕方なく食べた。
「ほら、カボチャジュース」
「ありがとう」
カボチャジュースを差し出すと、ハリーは一口、二口飲んだ。
こんなんで大丈夫だろうか。心配になってくるよ。まったく。
11時にはクィディッチ競技場の観客席はいっぱいになっていた。
「ポッターを大統領に」と書かれた旗が点滅しながら大観衆の頭上ではためいている。
ハーマイオニーが少し複雑な魔法をかけたらしい。
私にそのセンスはわからないがすごい出来だ。
時間になると、選手たちが入場し箒に跨がった。
ハリーは旗を見て微笑んでいる。
元気が出たようだ。
審判のフーチが笛を吹くと、皆それぞれ高々と飛び上がった。
試合開始だ。
実況放送はリーがしている。私はそれを聞きながら試合を見た。
そしてあっという間にグリフィンドールが先取点を取った。歓声がすごい。
「ちょいと詰めてくれや」
「ハグリッド!」
ロンとハーマイオニーが揃って声を上げた。
振り向くと、とても大きい毛むくじゃらの人が立っていた。ハグリッドだ。
ここまで間近で見たことはなかったため、私はその大きさに少し驚いた。
そう、ハグリッドと未だに接触がなかったのだ。
「ハグリッド、ユウキだよ」
ハグリッドが座ると、ロンが私を紹介してくれた。ハグリッドは私を見るとニッコリと笑った。
「おぉ、お前さんがユウキか!話しはハリー達からよく聞いちょる」
ポンポンと頭を撫でられた。
ハリーたちは一体どういう風に私のことを話しているんだろう。
しばらく試合を見ていると、スリザリンの選手がハリーの邪魔をした。
グリフィンドール生は「反則だ!」と口々に叫んでいる。
そろそろ行こうかな。
「ごめん。ちょっとトイレ行ってくる」
私はそう告げ、席から外れた。
向かうのはセブルスやクィレルがいるスタンドだ。
そのうちハリーの箒がおかしくなるはず。
そうしたらハーマイオニーがセブルスのローブを燃やしに来る。
セブルスが慌ててるところは見たいけど、かわいそうだからね。食い止めてあげなきゃ。
代わりに私がクィレルに呪文をかけよう。
クィレルの近くで待機していると、まもなく観客達から悲鳴が上がった。
すかさずクィレルを見ると、ハリーから目を離さず、絶え間なく何やらブツブツと呟いている。
セブルスも同じだ。
ハリーの箒は暴れまわっている。
さて、燃やすのは危ないから黙らせますか。
私は然り気無くクィレルの後ろに立ち、ローブで隠しながら杖を向けた。
周りはハリーを見ていて気づいていない。
「シレンシオ」
私が唱えると、クィレルは突然黙った。
クィレルは驚いてハリーから目を離し、焦って辺りを見回している。成功だ。
私はすぐに人に紛れてその場を立ち去った。
するとすぐ近くにハーマイオニーの姿があった。
ハリーを見ている。
私もハーマイオニーの隣に立ってハリーを見た。
丁度ハリーが吐こうとしているところだ。
皆の心配そうな声の中、コホンとハリーの口の中からスニッチが出てきた。
「初陣にて初勝利だ」
私がそう言うと、ハーマイオニーは隣に私がいることに気づいて驚いたが、すぐに喜びの声を上げた。
大歓声が上がり、混乱の中で試合は終わった。