13.真夜中の犬
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「ルーモス」
私は杖を出し光を灯して、恐る恐る近づいた。
すると、それは床に丸まってぐっすりと眠るネビルだとわかった。
ここにネビルがいるってことは、ハリーたちが抜け出すのは今日か…忘れてた。
「ノックス」
光は目立つのですぐに消し、ネビルの前にしゃがみこみ肩を揺すった。
「ネビル起きて。ネビル…おい」
この馬鹿ネビルめ。お前のせいでどれだけ大変なことになったか。
私は少し恨みを込めとネビルの頭を叩いた。
「わぁ!」
「静かにして」
ビクッと目を覚ましたネビルの頭をもう一度叩いた。
「ユウキ!うわ、あの、僕、医務室の…」
「それはいいから静かにしろって」
更にもう一度叩くと、ネビルは小さく「ごめん」と言って黙った。
一応あのことは悪かったと思っているらしい。
「合言葉を忘れて入れなくなったんでしょ」
「なんでわかったの?」
「君は忘れっぽいからね」
私がそう言うと、ネビルは肩をがっくり落とした。
君の忘れっぽいのはこの先しばらく直らないから諦めろ…。
「ミセス・ノリスか?」
少し離れたところから声が聞こえた。
きっとハリー達だ。
私は立ち上がり、声のした方を見た。
すぐそこにはハリー、ロン、ハーマイオニーが立っていた。
「やぁハリー、ロン。ハーマイオニーも」
「ユウキ!」
ハーマイオニーが声を殺しながら言った。
そしてすぐ私に駆け寄ってきてくれた。
「私、ユウキのことが心配で心配で…大丈夫だったの?」
「なんとか生きてるよ。今までずっと説教されてたけどね」
笑いながら答えると、ハーマイオニーは心配そうに眉を下げた。
ハリーはネビルと話している。
ロンが私のことを見てもじもじしているのに気づいた。
「あー、ユウキ。その…悪かったよ。僕もあの噂信じてた。でも、あんなスネイプ見たら……それに白雪姫がそんなことするはず…あっ」
「白雪姫?」
私は首を傾げた。
白雪姫ってあの毒リンゴ食べた白雪姫?
「き、気にしないで。取り敢えずごめん」
私は少し白雪姫を気にしながらも、「いいよ」とロンに笑顔を向けた。
続いてハリーが私を見た。
「僕も少し信じてた。ごめん」
「もう、みんなして謝らないでよ。終わったことなんだから気にしないの。それよりこんな夜中にどこに行くの?」
ハリー達はあっと言って本来の目的を思い出し、腕時計を見た。
私も覗いてみた。11時半過ぎか。
「僕達マルフォイと決闘しに行くんだ」
ハリーが答えた。
確かはめられて、フィルチとかに見つかりそうになって逃げた先に石の在処があったんだよね。
リスクは背負うけどついていくかな。
「抜け出すのは危険だけど、ちょっと楽しそうだね。私もいい?」
「あぁ、いいぜ。それに今太った婦人がいなくて寮に入れないんだ」
だからハーマイオニーとネビルも行くわけだ。
私達5人は抜き足差し足で夜中のホグワーツを歩き回った。
フィルチやミセス・ノリスに出くわすことなく、待ち合わせ場所のトロフィー室に着いた。
もちろんドラコはいない。
そして私たちは来るはずのないドラコを待った。
「遅いな、たぶん怖じ気づいたんだよ」
ロンが囁いた。
「違う。はめられたんだよ」
私がそう言った瞬間、隣の部屋で物音がして私達は飛び上がった。
くそ、びびらせやがって…。
「いい子だ。しっかり嗅ぐんだぞ。隅の方に潜んでいるかもしれないからな」
フィルチだ。ミセス・ノリスに話しかけている。すぐそこにいる。
早く逃げないと!
「こっちだ」
私は4人に耳打ちし、反対側の扉へと急いだ。
間一髪で私たちは身を隠した。
フィルチがトロフィー室に入り、ぶつぶつと何か言っているのが聞こえる。
「こっちだよ!」
今度はハリーが私達を誘導した。
長い回廊を進んで行く。
フィルチがどんどん近づいてくるのがわかる。
まずい、このままじゃ見つかってしまう!
その時、ネビルが恐怖のあまり突然悲鳴を上げ闇雲に走り出し、つまずいてロンの腰に抱きつき、2人揃って鎧にぶつかって倒れ込んだ。
激しい音が城中に響いた。
この馬鹿!間抜け!
「逃げろ!」
ハリーが声を張り上げ、私達は回廊を疾走した。
時々ネビルがつまずくので、私は引っ張るようにネビルを連れて走った。
扉を通り、廊下を駆け抜け、あちこち走った。途中隠れ抜け道を見つけ、矢のようにそこを抜けた。