12.スリザリンのスパイ
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「本気にしてるの?」
「だってネビルが言ってた!お前が何かする度スネイプが…」
「うん、呼び出されるよ。お気の毒にね。それだけでスパイって決めつけるの?」
あっさりと認めた私にみんな驚いたのか、口をポカンと開けて私を見ている。
何人かはこそこそと噂話を始めた。
「個人部屋もある。スリザリンに友達もいる。だから?それにスパイなんかしてメリットがあると思う?他に確かめたいことは?」
「なんでスネイプが呼び出されるんだ?」
「そんなこと知るか。私が知りたいくらいだよ」
本当に知りたい。
なんでセブルスが監視役なのかを。
今度思いきって聞いてみようか。
セブルスは怖いからダンブルドアに。
「それにスネイプと…」
「仲が良いって?」
シェーマスはこくりと頷いた。
仲良くなりたいのは山々だけどね。できるわけない。
「見当違いもいいところだよ」
「左様…」
私の言葉の後、すぐに低い声が談話室に響いた。
こ、この声は…。
恐る恐る声のした方を見ると、そこには眉間の皺がいつもの三倍くらいのセブルスがみんなを睨み付け立っていた。
なんでグリフィンドールの談話室に!?
「ス、スネイプ教授っ。こ、こ、こんなところで何を…?」
まるでクィレルのようにどもりながら私が聞くと、ギロッと私を睨み付けた。
その表情は怖いなんてもんじゃない。
人を殺せるレベルだよ!
みんなもピキーンと固まっている。
「貴様がまた問題を起こしたと報告を受けてな」
猫なで声で言うセブルス。
その後ろからマクゴナガル教授とハーマイオニーが顔を出した。
「Ms.グレンジャーが私に報告してくれました」
ハーマイオニーは少し申し訳なさそうに私を見ていた。
ハーマイオニーがマクゴナガル教授に知らせて、マクゴナガル教授がセブルスに知らせて、みんなでここに来たのか。
うわー、なんかやばい?
「諸君に教えてやろう。Ms.アマクラは問題児であったため、入学前から監視する者が必要だった。故に我輩がその役を勤めることにことになったのだ。校長直々の命でな」
「この先もずっと?」
「左様。我輩が適任だとおっしゃったのだ」
そ、そんな嫌そうに睨み付けながら言わなくても……。
というかこれからもずっとセブルスが私の監視役ってことだよね?
ちょっと嬉しいかも。
「わかったならばこれ以上くだらんことで騒ぐな!他に何かあるなら我輩が答えよう。さぁ」
みんなに質問するよう促すが、セブルスの迫力に負けて手を挙げる者はいない。
それどころか声さえ発せないでいる。
シーンと静まり返った談話室で、最初に声を発したのはマクゴナガル教授だった。
「皆さん、今後このことで騒ぐことがあれば減点しますからね!」
そう言うとマクゴナガル教授は出口へと向かっていった。
これでもうこの噂をすることはないだろう。
自分で解決しようとする必要なかったや。
「Ms.アマクラ」
「はいっ」
安心していたところを急に呼ばれ、声が裏返りそうになりながらも返事をした。
「本当は明日のはずだったが…今夜にしよう。早いに越したことはない。貴様にたっぷりと教え込ませてやる。来い!」
セブルスが踵を返し出口へと向かった。
私がその場で立ち尽くしていると、双子に背中を押されて無理矢理についていった。
ハーマイオニーの横を通ると「頑張って」ととても心配そうな声で言ってくれた。
私の命日は今日かもしれない。生きて帰れるだろうか…。