12.スリザリンのスパイ
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すると2人は楽しそうに話し始めた。
「なぜグリフィンドールが大嫌いなスリザリンの寮監のスネイプが、グリフィンドールのユウキが何かする度呼び出されるんだ?」
「ユウキはあのスネイプ、グリフィンドールの敵と仲が良いのか?」
残念ながら、まだまったく仲良くなれてない。
「ユウキはスリザリン生と仲が良いって聞いたことがある」
他の寮にだって友達はいる。
「この前スネイプの部屋に入っていくのを見た」
真実薬を飲まされた時かな。
「戻ってくるのが遅かったのに嫌そうじゃなかった」
そりゃ、おいしい紅茶を飲みながら大好きな読書出来ればね。
「スネイプと仲が良いんじゃ?」
仲良くないって。
「ユウキはスリザリンと繋がってるんだ」
どう繋がってるんだ。
「それに個人部屋だ」
校長が用意してくれたからね。
「ユウキはきっとスネイプにグリフィンドールのことを教えてるに違いない」
教えて何になる?
「「ユウキはスリザリンのスパイだ」」
ご丁寧に色々教えてくれて…恐らくみんなが言っていたことなんだろう。
一言言いたい。
どうしてそうなった?
「みんなそう思ってるの?」
「1年生はみんなさ」
「他の奴らもそう思ってるのがちらほら」
これは酷い。
私は苦笑を浮かべた。
「フレッドとジョージは?」
「「馬鹿馬鹿しい!」」
「ならよかった」
私はホッと安堵の溜め息をついた。
この2人の思考がまとも(?)でよかった。
この2人まで疑ってたらどうしようかと思ったよ。
それにしても面倒なことになった。
みんなが思ってるなんて…。
時間が経てば忘れられるだろうが、これは撤回しないと今後の動きに支障がでるかも。
「そう落ち込むなよ」
「僕たちがいる」
「あぁ、ありがとう」
人に肩を抱かれて私は歩き出した。
さて、どうしようか。
ここまで広まってると厄介だ。
真実を言ったところでどうにかなるかどうか…。
元の世界だったら放っておけたのに。
くそ、本当に面倒だ。
「おい、アマクラ」
後ろから名前を呼ばれ振り返ると、そこにはクラッブとゴイルを従えたドラコが立っていた。
「やぁ、ドラコ。何か用?手短に頼むよ」
構ってあげたいのは山々だけど、今はそれどころじゃないんだから。
「お前がスリザリンのスパイだって?」
「なんだ、そのことか。困ってるんだよ。ほら、ドラコとも仲良いから疑われちゃって」
ニッと笑うとドラコは頬を微かに赤く染めた。
あら、かわいい。もしかして照れてる?
「だ、誰と誰が仲が良いだと?」
「私とドラコ」
私がそう言うとドラコはくるりと踵を返した。
「早く馬鹿な噂を消せ!」
そして逃げるように足早に行ってしまった。
「あいつも所詮男だな」
「あぁ、そうだな」
私は2人の言葉を気にせず、寮へと戻った。
談話室には夕食を終えた生徒達、主に1年生がほとんどいた。
みんなチラチラと監視するように私を見ていた。
それを気にせず、私は寮への階段を上る前に足を止めた。
「力になりたい」
「僕たちじゃ力不足かい?」
2人が私に言った。いつもふざけている2人だが、今回ばかりは本当に心配してくれているようだ。
1人で寮に戻ろうと思ったがやめた。
「そんなことない。嬉しいよ。あーでも、少なくともここに信じてくれそうな人はいないよ?」
周りを見れば、疑いの目しかない。
「ハーマイオニーは?」
「あいつは最初から疑ってないぜ」
「え?」
「おかけで仲間はずれさ」
どうやら、ハーマイオニーは最初から1ミリも疑ってないらしい。
さすがハーマイオニー!心の友よ!
「じゃあ片っ端から順番に、かな」
私はまず目に付いたシェーマスに目をつけた。
「シェーマス、言いたいことがあるなら直接言えばいいよ」
私に嫌な視線を送りながら、嫌悪感満載で噂をしているシェーマス・フィネガンに、わざとらしくにっこりと笑みを浮かべて言った。
後ろから双子が楽しそうに肩を組んでくる。
「じゃあ言わせてもらうさ」
シェーマスは精一杯私を睨みながら言った。
周りが静かになり、みんなが注目している。
1回でみんなを説得できそうだ。
「お前、スリザリンのスパイなんだろ?」
私は大きく溜め息をついた。
双子は声を殺して笑っている。
こんなに本気にして言われるとは…。