08.ダンブルドアとの一時
Your Name
この小説の夢小説設定名前を入れると、登場人物に自動変換します。
より楽しく読むために名前を記入して下さい。
記入なしの場合、“アマクラ ユウキ(天倉 優希)”となります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ユウキよ。君はそれを知って何をする?来た理由を君は持っているかね?」
「私が、この世界に来た理由…ですか?」
「そうじゃ」
なんだ。そんなことか。
私が来た理由はわかってる。
いや、本当は何か違うかもしれない。
だけど、私は理由を決めた。
だってそれを願って来たんだから。
「救いたい人がいるから」
私が真剣にそう答えると、ダンブルドアは数秒間じっと見つめ返してきた。
そしてニッコリと笑顔になった。
「ほっほっほ。素晴らしい理由じゃ。ちなみに救いたい人とは誰じゃ?」
えっ、そこ聞いちゃうの?
まぁすぐにばれるだろうけど、私が救いたいのはその人だけではない。
「広く言えばみんなです」
ニッと笑みを浮かべると、ダンブルドアはじーっと私の顔を覗いてきた。
「狭く言えば?」
「そこは聞かないでください。恥ずかしいですから。すぐにばれちゃいそうですけどね」
そんな、人に堂々と「セブルスです」なんて言えるわけがない。
本当に恥ずかしいわ!
「そうか。だが、その人をいくら守りたくとも無茶はいかんぞ。怪我もあまりせんでくれ。心配する者がおるのを忘れるでないぞ」
ダンブルドアは、こんな私を心配してくれるんだ。
でも、無茶をしないとか、怪我をしないとかは無理かもしれない。
だって戦いは避けられないわけだし。
でもダンブルドアはまるでそれがわかっているかのようだ。
「わしだけではない。この短い間で友人が出来たじゃろ?ハリー達じゃ」
みんなも心配してくれるだろうか?
ハリー、ロン、ハーマイオニー、フレッド、ジョージ、ネビル…いや、寮のみんな。
それにハッフルパフやレイブンクロー、スリザリンにも少なからず友達がいる。
教授たちも、セブルスも心配してくれるだろうか?
「君が怪我をすればみんな心配してくれる。今日怪我をしてそうではなかったか?」
そうだ、セブルスが心配そうな顔をしていた…気がする。
ハーマイオニーも心配して怒ってくれた。
ネビルも泣き止んだ後心配してくれた。
ハリーやロンも授業後に心配してすぐに私のところへ来てくれた。
フレッドとジョージも談話室で会った時に真っ先に心配してくれた。
「はい。たくさんの人が心配してくれました…みんな…」
よく考えればこんなにもたくさん私を気遣い、話しかけてくれる人がいるんだ。
今までそんなことなかったのに。
たった数日だけでこんなに…。
「ちなみにセブルスは心配しておったよ。口では言わぬがな」
「え?」
「少なからず顔には出てしまうものなのじゃよ」
セブルスが心配してくれてたなんて嬉しいな。
だって、あのセブルスがだ。
酷い人のくせに、やっぱり生徒のことは心配するんだな。
「まぁ取り敢えずじゃ。無茶はするでない」
「はい。出来るだけ気を付けます」
ちょっと難しいけどね。
でも、私も痛い思いはしたくない。
「そういえば、学校生活はどうじゃ?楽しいか?」
ダンブルドアは突然話題を変えてきた。楽しい話しをしたいのだろう。
「はい。友達もたくさんできましたし、先輩も優しくて楽しいです。勉強は学ぶことが多くて大変ですけど、魔法って楽しいです」
短い期間にしては本当に友達が増えたと思う。
こんなことは今までなかった。
まぁ私の性格上、時々少し不快だったりするんだけどね。
何しろみんな気軽に話しかけてくる。
なんだか好かれているような…。
恐らくだが、私は中身が18歳だから、みんなからしたら見た目と中身が合わなくて不思議なんだろう。
「それはよかった。そうじゃ、ミネルバから聞いたぞ。マッチ棒を釣り針に変えたそうじゃな?」
「あー、あれはほんの出来心で…」
楽しそうに少し探るようなダンブルドアの視線に、私はモゴモゴと答えた。
その後もダンブルドアと楽しい時間を過ごし、気づけば5時近くになっていた。
こんなに話し込んでいたのは久しぶりかもしれない。
マリとくらいかな。
会話が途切れたのは突然だった。
校長室に扉を叩く音が響いたのだ。
ダンブルドアが声をかけると、入ってきたのはセブルスだった。
セブルスは私を睨むように見た後、すぐにダンブルドアに目を移した。
「校長。そろそろお時間ではないですかな?」
「おぉ、もうそんな時間か。わざわざ悪いの。ユウキよ、また次の機会にゆっくり話そう。わしはこれからちと用事があるのじゃ。あぁ、セブルスはまだいとくれ。すぐ終わる」
どうやらセブルスは、ダンブルドアに時間を伝えに来ただけらしい。
ダンブルドアは立ち上がるとサッと杖を振って紅茶を消し、私に申し訳なく言った。
「いえ、私も長々とお邪魔してすみませんでした」
私も立ち上がってペコリと頭を下げると、ダンブルドアはニコリと笑った。
「では、私はこれで失礼しますね」
「Ms.アマクラ、話がある。外で待っていろ。すぐに向かう」
「え?あ、はい」
私はセブルスにそう言われ、頭の上にはてなマークを浮かべながら返事をした。
「じゃあの」
ダンブルドアが手を振ってくれたので、私はもう一度頭を下げて校長室を後にした。
ガーゴイルの石像の近くで少し待っていると、セブルスが校長室から出てきた。
「ついてこい」
え!?んな勝手な!
突然のことで驚きながらも、なんだか嬉しくてついていってしまう私であった。