07.魔法薬学の大惨事
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「スリザリンと一緒なうえに、スネイプの授業なんて最悪だ」
ハリーが小さく言った。続いてハーマイオニーも言う。
「スリザリンにひいきするって聞いたわ」
あぁ、授業前から文句言われまくってますよ、セブルスさん。
まぁ、グリフィンドールでは悪い噂しか話されてないから、印象良くないのは仕方ないか。
ハリー、ロン、ハーマイオニー、私の4人は魔法薬学が行われる地下牢に居た。
私はハーマイオニーの隣に、その前にハリーとロンが座っている。
「きっとグリフィンドールは減点して、スリザリンは減点しないんだ」
ロンはよくわかってるな。
確かハリーが2、3回減点されるんだ。
そういえばネビルが鍋を溢すかなんかするのは今日だっけ?手始めに助けてみよう。
そうするって決めたんだから!
まずは小さなことからコツコツとやっていかなきゃ。
ひそひそと話していると、授業が始まりセブルスが入ってきて、まず出席を取った。
私は名前を呼ばれて少し嬉しくなった。
何しろセブルスは出会ってから今まで、ほとんど名前を呼んでくれないからだ。
途中、セブルスはハリーの名前で少し止まった。
「あぁ、さよう。ハリー・ポッター。我らが新しいスターだね」
猫なで声きた!言ってることは酷いけどハリー羨ましい!
私は不謹慎にもそんなことを思いながら、しばらく下を向いて1人悶えているのであった。
出席が終わり、その後のウスノロとかの演説も終わった後、セブルスは突然ハリーの名前を呼び、そして質問を始めた。
「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になる?」
ハリーはチラッとロンを見たが、ロンは「降参だ」という顔をしていた。
ハーマイオニーは高々と手を上げた。
ハリーは「わかりません」と答える。
私はセブルスの言ったことをノートにとった。
「有名なだけではどうにもならんらしい」
そりゃそうだ。
私は心の中で呟いた。
「もう一つ聞こう。ベアゾール石を見つけてこいと言われたら、どこを探すかね?」
「わかりません」
セブルスがハリーに嫌みを言う中、私はただノートとる。
教科書見て覚えてきてるけど、試験に出されそうだし、最終的にノートをとれって言われるし。
なら今のうちにとっておかないと、後で全部書くなんて無理だもん。
「モンクスフードとウルフスベーンとの違いはなんだね?」
これって同じ植物なんだよね。
と考えながらノートをとり終えると、ハリーが「彼女に質問してみたらどうでしょう?」と言い、セブルスがハーマイオニーに「座りなさい」と言うところだった。
ハーマイオニー答えられなくてかわいそうに。
「Ms.アマクラ!」
私は突然名前を呼ばれ、ビクッと反応して恐る恐るセブルスを見た。
に、睨んでらっしゃる…。
「随分と余裕なようだな。では今の質問にすべて答えたまえ」
そこはセブルスが答えるはずじゃ…。
くそ、意地悪な笑みなんか浮かべやがって。
それさえもかっこよく見えるほど、私はセブルス馬鹿だから効かないもんね!
私は自分が書き留めたものを見ながら、あくまで冷静に答えた。
「はい、わかりました。えー、最初はアスフォデルとニガヨモギを合わせたものでしたね?眠り薬になります。しかし、あまりに強力なため生ける屍の水薬と言われています。
ベアゾール石は探すというより、山羊の胃から取り出します。ついでに言うと、大抵の薬に対する解毒剤となります。えーと、モンクスフードとウルフスベーンは同じ植物であり、別名をアコナイトとも言い…えー、なんだっけ……あ、そうだ。とりかぶとのことです」
よし、完璧でしょ!
伊達に教科書読んでたわけじゃないんだからね!
元の世界でも何度も映画観てたし。
セブルスは私の回答に眉をひそめながらもみんなに言い放った。
「なぜ今Ms.アマクラが言ったことをノートに書き取らんのだ?」
一斉に羽ペンと羊皮紙を取り出す音がした。
その音にかぶせるように、セブルスが言った。
「ポッター、君の無礼な態度で、グリフィンドールは1点減点」
私が答えられてもそこで結局減点するんかい!
その後、生徒を2人ずつ組にして、おできを治す簡単な薬を調合させた。
私はハーマイオニーとで、順調に調合していった。
嫌がらせかってほど注意をされたけど。
さっきの回答が気にくわなかったんだな。
調合をちゃんとしつつも、ネビルをチラチラと監視していた。
どのタイミングでやらかすのかを覚えていないからだ。
「これはどっちだったかしら」
2つの材料を持ち聞いてくるハーマイオニーに、教科書を見ながら答えた。
「えーと、こっちじゃない?」
「ありがとう」
ハーマイオニーがそう言って材料を大鍋に入れていると、マルフォイが角ナメクジを完璧に茹でたからみんな見るように、とセブルスが言った。