第9話・翼を撃ち落とす
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セツラ達がカノンと音楽室で一戦を交える少し前
ムウは一人学園内を歩いていた
学園は広いと言うことで二手に別れて捜索をすることになったのだ
現役警察官と軍人と言うこともあり”銃声”を聞いたらそこに駆けつけるのが一番だろうとなったのだ
ムウ「ここは…最初に銃撃戦をした場所か?」
ムウがたどり着いた廊下
そこは窓が割れ、壁は傷だらけ、血痕まである惨状だった
ムウ「・・・血痕見る限りは命に別状はないだろうが」
そう呟いた時、微かだが銃声が耳に届いた
ムウ「Σあっちか!!」
方向はまどかが向かった棟の方角だった
慌てて踵を返し音の聞こえる方向に走る
途中
ドオオォォォンッ!!
ムウ「っ…!!爆発だって!?」
建物が揺れるほどの爆発音が響き渡った
更にスピードを早めて走ると段々と火薬の臭いが濃くなっていく
そして廊下に散らばっているガラスの破片や転がっている銃弾、血溜まり
そして聞こえる声
ムウ「此処かっ!?」
そう叫んで駆けつけると、そこには傷だらけの少年たち
そして・・・
『・・・少・・・佐?』
同じく傷だらけのセツラの姿があった
歩「姉貴っ!!大丈夫かっ!!」
理緒「お姉ちゃんっ!!」
爆発で一瞬意識が飛んでいたセツラは自分を呼ぶ声に体を起こす
『痛ぅ…っ…歩…理緒?』
理緒「お姉ちゃん!!」
亮子「セツラ姉のバカ!!」
香介「姉貴っ…」
セツラの意識が戻ったことに歩たちはホッとする
『・・・とりあえず全員無事?まどか姉さんはっ』
まどか「あなた達に比べたらまだ軽いわよ…」
とりあえず全員生きていることに一安心だとセツラも胸をなでおろした時だった
ムウ「此処かっ!?」
息を切らして現れた人物に思わず目を見開いた
『・・・少・・・佐?』
現れたもは紛れもなくムウだったから
。