第2話・クラヤミ
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買い物を済ませて鳴海家に帰宅したセツラ
食材を冷蔵庫に入れベランダの洗濯物を取り込む
『都会だね』
自然に囲まれていたアスハ邸で生活していたセツラは目の前に広がるビル群に苦笑いを浮かべる
ふと、自分の手がかつてあったペンダントの位置に添えられていることに気づく
『……』
無意識の行動に再びため息か零れる
全てはあの日
広がる海に捨ててきたのだ
もう自分は
あの場所には戻れないと
。