第9話・襲撃
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とある日
刹羅は担当者であり同業者でもある華菱を訪ねて政府へとやってきていた
『お久しぶりです。華菱さん、霧矢さん』
華菱「よう。元気そうだなお嬢」
霧矢「お久しぶりです」
やってきた刹羅たちを快く出迎えてくれた二人
華菱は和服姿の30代後半であろう男性、霧矢はまだ10代の少年だ
華菱「しかし無理を言ってすまなかったなあ;;」
『いえ大丈夫です。今ではこの6振り以外に短刀とは仲良くなりましたから』
にこにこと報告する刹羅の後ろには
薬研、三日月、加州、五虎退、山姥切、大倶利伽羅が付いてきていた
華菱「お嬢はいい審神者かい?」
薬研「ああ。最高の大将だ」
薬研の言葉に頷く他メンバーに華菱は安心したように笑う
華菱「よかったよかった・・・侑子や君尋のこともあって大変な時期に頼むのもどうかと思ったんだがな・・・」
『”この世に偶然なんてない、あるのは必然だけ”でしょう?』
華菱「そうだな。まあ安心したよ」
霧矢「はい。お元気そうで何よりです」
二人の言葉に刹羅微笑む
その姿におの二人は刹羅に害を為す存在ではないと察したメンバー
華菱「しかし、なかなか良い刀を味方につけたじゃないか。薬研藤四郎に五虎退、加州清光に三日月宗近、山姥切国広に大倶利伽羅ときたもんだ」
『みんな良い刀ですよ。自慢です』
その言葉に桜吹雪がでるメンバーに3人が微笑む
そんな和やかな部屋の扉が荒々しく開かれた
星火「やあ!来ていたんですね刹那さん」
部屋に入ってきたのは金髪の青年”星火”だった
刹羅に抱きつく勢いで入ってきた星火だったが
三日月「俺たちの主に何か用か?」
三日月が素早く刹羅を背に庇い、両側を山姥切と大倶利伽羅が堅める
星火「刀ごときが俺に逆らうのか?」
華菱「やめろ星火」
星火「煩いぞ。ノンキャリアの分際が。ああ刹那さん、お会いできなくて寂しかったんですよ」
華菱を睨んでいた表情とは打って変わり、愛しい者に向ける瞳に刹羅の体が震える
華菱「お嬢は俺の管轄だ。お前はお前の担当審神者をしっかり見ろ」
星火「刹那さんがなんでお前みたいな能無しの担当なんだ。刹那さん今からでも私の担当に来ませんか?他の審神者より優遇しますから」
華菱はそんな同僚の行動に呆れきっていた
華菱「(何度言おうが、お嬢はお前なんぞ眼中にないんだがな)」
『何度も申し上げていますがお断りいたします』
星火「何故ですかっ!結婚の申し込みの全て断るなんてっ!!私なら貴女を幸せにできるのに!!」
『”幸せ”とは人によって違うものです。貴方の言う”幸せ”が私の”幸せ”ではないんです』
だから私は貴方と元には行かないのです
そう言い切った刹羅
薬研「俺たちの大事な大将だからな。嫁ぎ先も考えもんだな」
清光「変な男にはお嫁に行かせないからね主」
星火「・・・クソがっ」
そう一言こぼして星火は部屋を出て行った
大倶利伽羅「大丈夫か?」
『なんとかね;;』
霧矢「いつもすみません・・・」
華菱「あいつはお嬢に執着してるからな・・・お嬢が普通の人間だったらストーカーされてるな;;冗談抜きで」
『かもしれませんね::』
三日月「・・・」
その後、華菱と霧矢と今後の話も終えて本丸への帰路についたメンバー
清光「ケルベロスが言ってた理由がわかったね」
薬研「相当な曲者だったな」
『あははは;;』
本丸へのゲートを潜ると
乱「おかえりなさーい!!」
平野「お帰りなさいませ主君」
小夜「おかえり・・・」
帰りを待っていたであろう短刀達が出迎えてくれる
『ただいま』
。