第4話
夢小説設定
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薫を見送ってから刹羅、平助、沖田は刹羅の部屋で先ほどの話をしていた
沖田「いやあ。薫くんはすごいね。ズバスバと言い切ったよ」
平助「耳が痛かった・・・」
『?平助や沖田さんについてはそんなに言ってなかったけど』
沖田「まあね。でも彼が言ってたことは事実だからね」
今頃あっちのメンバーは沈んでるだろうね
沖田の予想通り、今に残ったメンバーの空気は重かった
千鶴「・・・すみません。薫が」
原田「千鶴が気にすることじゃない・・・」
土方「・・・」
そんな中、土方は一人考えていた
土方「(薫はかつて千鶴に複雑な愛憎を抱いていた)」
千鶴は雪村の分家に引き取られ不自由なく暮らしていた
だが薫は女鬼ではなかったことから南雲家でひどい仕打ちを受けていた
土方「(そして…当時の薫も刹羅を慕っていた…)」
仲のいい友人だと話していた姿を思い出す
だからこそ、無実だった刹羅を死なせた自分たちが憎いはずだ
薫の言っていることは正しいのだ
刹羅には自分たちを恨む権利がある
土方「(なのに俺たちは、いざとなると罪を認めず…また刹羅を悪人にしようとしてる)」
防衛からくる無意識かもしれない
その罪は前世のものであり今生の犯罪ではない
それなのに・・・
いつまで自分たちは逃げるつもりなのだろうか・・・?
翌日・・・
千鶴「・・・」
いつもの朝食風景なのに
その空気はどこか張り詰めていた
『・・・』
黙々と食事をする刹羅は普段通りなのだが
原田や永倉といった一部のメンバーは刹羅を睨むように座っていた
『ごちそうさまでした』
食べ終えた刹羅は自分の食器を流し台へ運び洗う
平助「なあ刹羅。今日は休みだけどどーするんだ?」
『ちょっと歩とまどか姉さんの所に行ってくるよ。姉さんも最近参ってるみたいだし』
沖田「まどかさんかーー。僕も行こうかなーー」
平助「俺も行く!!歩にも会いたいし」
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