軍艦島エピソード(裏)
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〈前編〉
二次試験を無事終えて、ハンター試験受験者達は飛行船で、ある島で降ろされた。
そこは軍艦島という島らしく、名の通り軍艦を改装したホテルが堂々と海に浮かび、当たりには数多くの難破船が流れ着いていた。
3日間休暇を設けるということで
ハンター協会から伝達を受けたが、
ジナー・バナーと名乗る支配人が部屋に
宿泊するなら1000万ジェニーかその金額に見合う
宝を難破船から取ってくることと受験者たちに課題を与えた。
受験者立ちは続々と宝を見つけ出し、各々与えられた部屋へ入っていく。
ゴン・キルア
クラピカ・レオリオは
それぞれ同室になり、
残されたセーラはどの部屋になったのかと
気になっているキルアだった。
そんな心配を他所にセーラは優雅にシャワーを浴びていた。
与えられたのは船の一番端の部屋。
この西陽がきつくて蒸し暑い環境の中では、
シャワーを浴びずにはいられなかった。
待てど暮らせど受験者は誰も来なかったので、
この部屋はもう誰も来ないとセーラは安心しきっていた。
「あー、サッパリしたぁ。
そろそろ出ようか………」
シャワールームから出ようとした時だ。
ハゲ頭の男がドアの前に立っていた。
その男は何故かフンドシ一丁の姿で
こちらを呆然と見ている。
無言の時間が数秒あった後、
「きゃぁああああああ!!!!」
セーラのけたたましい声が
ホテル中に響き渡った。
キルア「!!」
ゴン「どうしたの?キルア」
キルア「今、セーラの声したよな」
ゴン「え?ホントに?」
嫌な予感がしたキルアは叫び声がする部屋に走った。
ゴンもあとに続く。
部屋のドアを開けると、タオルを巻いた
セーラがハンゾーに押し倒される
様な形で倒れていた。
キルア「てんめぇ…っ」
ハンゾー「ちょ…っ待て!これは誤解だ!!」
ハンゾーの言い分を聞く余裕もなく、
キルアの拳がハンゾーの顔面にめり込む音が響いた。
セーラ「二人ともゴメンね!!」
セーラは二人に手を合わせて謝る。
セーラ「まさかあんなことになるなんて思わなかったよ…」
ゴン「ケガがなくて良かったよ。
(ハンゾーはボコボコにされてたけど…)」
キルア「お前も無防備すぎなんだよ。
今後は気をつけろよな」
セーラ「はーい…」
キルア「とりあえず今夜は俺らの部屋で寝ろよ。
ベッドも二つあるし、そっちはお前が使っていいから」
セーラ「えつ!悪いよ!私床で寝るし!」
ゴン「腰痛くなっちゃうし、ベッドで寝なよ!
俺とキルアは一緒に寝れるから!」
キルア「そういうこと」
セーラ「じゃあ…お言葉に甘えて」
「二人と1日中一緒にいれて嬉しいな~♪」
なんて言いながら、3人で釣りをしたり、
枕投げをして楽しんだ。
そして3人が就寝したのは夜の0時。
静まり返る部屋で、激しい寝返りの音がする。
「あ~…寝れねぇー」
ゴンの寝相の悪さに今更気付いたキルアは、
耐えきれずベッドから抜け出した。
水を一杯飲んで、隣のベッドを覗くと、
セーラの愛らしい寝顔が見えた。
顔は幼いのに体はしっかり成長していて、
シーツの上からでも体の美しさが分かる。
「…んー…キルアァ…眠れないの?」
「起こしたか?ゴメンな」
「いいよ。ゴン寝相凄いみたいだね」
セーラはゴンの方を見て、苦笑いをしていた。
キルアはベッドサイドに座って、
セーラの髪を撫でてやった。
セーラは嬉しそうにその指に擦り寄ってくる。
「(猫かよww)」
突然セーラは思いついたように
「こっちで寝る?」
と提案した。
「いいよ!お前も狭くなって寝苦しいだろ。
(てゆーか、俺の理性がもたないし)」
「押しかけたのは私なんだから気遣っちゃよ!
一緒に寝ないなら私が床で寝るからね!」
「しゃーねーなー…」
渋々キルアはセーラのベッドに入る。
セーラの髪が顔にかかってくすぐったい。
「セーラ…いい匂いする…」
「ホント?ここにあったシャンプー使ったんだけど」
「(セーラのスッピンもやばい。可愛い。
…こいつ俺を寝かす気ないだろ)」
「どうしたの?」
「なんか安心する」
「キルアかわいー♡」
「それはこっちのセリフだ」と心の中で思った。
セーラが赤ん坊をあやす様に頭を撫でるもんだから、
キルアはいつの間にか愛しい腕の中で眠りに落ちていった。
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