危なっかしくて可愛くて
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セーラから電話があって、
今から会うことになった。
あいつの誘いはいつも突然。
ま、俺も会いたかったからいいんだけど。
行き先は近所のコンビニ。
目線をそちらに向けるとセーラは
先に着いていた。
って、ちょっと!
だーっ💢またかよ。
「キルアー!」
「お前なー」
「え?なに?私なんかした??」
やっぱり自覚なしか。
セーラも家が近いから仕方がない。
身軽な部屋着で来てたんだけど、
問題はその露出度。
前ジップのパーカーに、ふわっとしたショートパンツ。
しかも丈が短過ぎ!!
セーラは脚長いから余計に
エロく見えてしまう。
周りからの視線浴びまくるだろ、これ。
「もういい。さっさと買い物済ませて、
俺ン家行こうぜ」
「うんっ!私、チョコロボ君食べたい!」
はい、来たー。
入ってすぐ下心丸出しの男どものやらしい視線。
当の本人は何も気付かずに買い物をしている。
見せもんじゃねーぞ。
俺はそいつらを追い払うように目でガンを飛ばす。
「キルアもう買う物ないー?」
「あぁ」
「じゃあ会計お願いしますっ」
……お前もか…店員。
顔赤らめて商品通してるし。
ちゃんと仕事しろ。
ん?
チラチラ見てる先は…
「……お前ー」
「こ、今度はなに!?」
「行くぞ」
「キルアーっ泣」
あれ以上店員に見られるのが嫌で、
俺たちは足早に店を出た。
そして物陰にセーラを連れていった。
「一体なに…っ!」
「なにじゃねーよ!お前あんだけ前から
ノーブラで出てくんなって言っただろ!?」
そう。
あの店員が見ていたのは、セーラの胸。
パーカーの下には薄手のTシャツを着ているが、
無意識に主張したそれがくっきり上着にうつっている。
「だってーすぐそこだし!
そんなに目立たないし!
早くキルアに会いたかったし!!」
「言い訳にもなんねぇよ!!気付けよ!
客も店員もお前のことエロい目で見てたぞ!」
「嘘!?」
うちの彼女は天然過ぎて困る…。
「もし知らない奴にこんなこと
されたらどうする?」
そう言って俺はセーラのパーカーのジップを下げた。
「ちょっと…っ」
「こんなに脚出してさ。
自分がエロいって自覚ある?」
左手で太ももからショートパンツの
中に手を入れる。
右手は服の上から浮き上がった
部分を執拗に刺激した。
「あ…っ、キルア…っ。こんなとこでっ」
コンビニの駐車場の死角だ。
いつ人に見られてもおかしくない場所。
「やぁ…っぁ…、キルアっ」
「分かったか。もうこんな格好してくんなよ。
俺以外の男にお前の体見られたくない」
「分かった…っ」
「絶対だぞ!」
「絶対!…約束するからっ」
俺はセーラを攻める手を離した。
息を乱した彼女は少しフラついて、
俺に寄りかかってきた。
「(可愛いやつ…)
俺はセーラに自分の着ていた上着を
かけてやり、「行くぞ」と
手を引いて家へ向かった。
これから先もきっと俺の彼女は
危なっかしくて可愛くて
好き過ぎて、側から離れられない。
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