毒とハチミツ(裏)
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長くて綺麗なまつ毛。
栗色のしなやかな髪。
整った顔立ち。
そしてこの愛しすぎる寝顔。
全てが俺だけのものになればいいと思っていた。
一目惚れだったんだ。
ガキの頃に初めて会った時。
お前に、惚れた。
絶対俺がセーラのフィアンセになるつもりだったよ。
なのに、なんだこの状況。
最愛の女を兄貴と分け合い、彼女の全てを共有し合っている。
けど…どれだけ矛盾を感じても親に、
ゾルディック家の考えに背くことは出来ない。
ああ…つくづく悪趣味な一族だ。
今触れているこの唇もまた数日後には
兄貴に奪われてしまう。
無駄に湧き上がる独占欲なんて、
嫉妬心なんて、無意味だから、
いっそのことゴミ箱に捨てちまいたいよ。
辛いだけなんだ。
「…ん…キルア…?」
「ごめん。起こした?」
俺の指の感触に反応して目を覚ましたセーラは
目を擦りながら辺りを見渡す。
それだけで可愛い。
「おはよ。よく眠れた?」
「イルミは…?」
「兄貴は朝早くから任務に出たよ。
3日は帰って来れないって」
「そう…」
なんだよ。
その安心した顔は。
「イル兄のこと…怖い?」
「怖いとかじゃなくて…少し乱暴な所があるから…」
「それって怖いんじゃんw」
彼女の頭を撫でてやる。
「大丈夫。俺はそんなことしないから。
ほら、こっちおいで」
「うん」
胸の中に飛び込んできた彼女を抱き締めると昨日
髪に塗り込んでやったトリートメントの香りがまだ残っていた。
俺が愛用するものだ。
彼女から俺と同じ匂いがする。
「(ムラッ)やべ…っ」
「キルア?どうしたの?」
「いや…ちょっとさ…」
身を寄せてきたセーラの太ももに俺のそそり立ったあるものが当たる。
「きゃ…っ、なに?…もしかして…」
ご名答。
そう。朝勃ちだよ。
健康的な男子には付き物だろ。
「昨日あれだけしたのに…まだ…」
「そういうのは関係ねーの。
これは男の生理現象」
ため息をつきながらセーラの首元に顔を寄せた。
昨日の夜も兄貴はかなりハードにこいつを抱いてた。
腰を痛めてはいないだろうか。
心配になって、腰まで滑らせた手のひらで優しくさすってやった。
「セーラってさ、痛いの好きなの?」
「えっ!?」
「いや…セックスしてる時さ。
兄貴がどんなキツい抱き方しても絶対嫌って言わねーじゃん?」
「ああ…」
「もしかして無理させてるのかなって…」
「キルア…」
なんだよ。
そのリンゴみたいに赤い顔は。
「辛い時はあるけど…でも、嫌ではないの。
あれもイルミなりの愛情表現だと思ってるから。
彼、昔からそういう所不器用だから」
「ふーん」
辛くても、幸せ…みたいな?
お前は兄貴のことよく分かってるよな。
「でもキルアは私にいつも優しく触れてくれる。
キルアのそんな優しい所が、大好きよ」
「…っ」
なに、その、不意打ち。
ちょー嬉しい。
てか、駄目だ。
「キ…キルア…っ」
「悪い…」
余計息子が元気になってきた。
「なぁ…っっ、抱いていい…っ?」
余裕のない吐息混じりの声であいつに尋ねる。
頬をさっきより赤く染めた彼女は何も言わず、
ただ首を小さく縦に振った。
