TABOO(裏)
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TABOO 禁忌Ⅶ
【その後】
セーラは晴れてバッカーノ家の長男と結婚した。
両家ともそれを心から喜び、我らゾルディック家は
より強い勢力を手に入れることが出来る。
そして1週間前、セーラが念願の第一子を出産した。
今後この子が両家に更に深い絆を生んでいくことだろう。
キキョウ「セーラ体調はいかがかしら。安産でなりよりだったわ」
セーラ「はい、母様。この子の元気な顔を見れて、
私も安心してるのよ」
キキョウ「とても整った顔をしてるわね。
セーラに似たのかしら。
綺麗な黒髪…。そこはブランさん似ね」
ブラン「立派に育ってほしいものですね」
「ブラン君、セーラ」
俺は二人に声をかけた。
二人は笑顔でこちらに振り向く。
セーラ「イルミ兄様!」
「無理はしてないかい?セーラ」
セーラ「体は平気よ。心配しないで」
ブラン「セーラさんは、僕がしっかリ支えますカラ」
「頼もしい限りだ。母さん、少し二人を借りてくよ」
キキョウ「分かったわ。また後ほど」
ブラン「はイ、失礼しマす」
二人を連れ、俺は自室に戻った。
「もういいよ。我慢しなくて」
セーラ「イルミ!!」
セーラは俺の胸に飛び込んでくる。
彼女に抱かれた新しい命が、俺をまっすぐ見上げていた。
セーラにキスを落とす。
彼女の夫、ブランはその光景をただ無言で見つめていた。
「指輪似合ってるね。やっぱり俺の見立てに間違いなかった」
セーラ「嬉しいわ、一生大事にする」
「ああ、俺たちの子と共にね」
俺譲りの漆黒の艶のある髪、そして長いまつ毛が
扇のように瞬いていた。
その幼い眼には俺がどう映っているのだろうか。
「君にはこれからもしっかり仕事をしてもらうよ、ブラン」
ブラン「ハイ、イルミ様」
「よろしくね。期待してるよ」
ブラン「モッタイナイオコトバ」
彼の脳には針が刺さっている。
俺の念を込めた呪いの針が。
俺が針を抜かない限り、こいつは一生俺の操り人形だ。
表面上の夫をどうか上手く演じてくれよ。
「愛してるよ、セーラ」
「私もよ。愛してる、ずっと」
たとえ社会に反する形であっても、
普通の夫婦にはなれなくても、
俺たちは愛し合っていて、子を無事宿すことも出来た。
最高に幸せだ。
「セーラサンは、ボクがシッカリ、ササエマスカラ」
それは俺の台詞だよ。
一生お前達を守るから。
さあ、もう一度キスしよう。
そしてまた、ここを出て、普段の兄妹に戻るんだ。
お楽しみはまた今夜…。
これが一生語られない
俺達が犯した最も罪深きTABOOだ。
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