TABOO(裏)
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「……何してるの、セーラ」
「…イルミ兄様……っ」
TABOO 禁忌Ⅱ
【禁忌に触れた瞬間】
終わったと思った。
全てをさらけ出すように乱れた裸体を
咄嗟にシーツで隠した。
今までこんな羞恥を感じたことはなかった。
兄様から差し出される手に体が震えた。
きっと罰を与えるんだ。
はしたない行為をする、私を。
「辛かったね」
「え…っ?」
しかし兄様は私を優しく抱き締めてくれた。
温かい腕で、私の体を温めてくれたのだ。
「怖かったんだろう?大人になっていくことが」
「……うん…っ。怖かった…っ」
涙が溢れた。
私の心を理解してくれる人間がここにいた。
兄様はその一粒一粒を指で拭ってくれた。
心が洗われる。
そんな感覚になった。
「あと数年経てば、私は父様たちが
決めた相手の元へ嫁いで、
この家を離れなければいけないのね…」
「……」
「辛いよ…っ。私は家族が大好きなのに…っ」
その時、初めて見たんだ。
兄様の悲しみで歪んだ顔を。
いつも冷静で、表情ひとつ変えることがない
イルミ兄様が泣いていたから。
「兄様…?」
「…ごめんよ。混乱させるね」
「いえ、兄様がセーラの為に
泣いてくれるなんて…嬉しい」
「はぁ…。感情に嘘はつけないな…」
兄様はまた私に優しく触れた。
「お前が、愛しいよ」
「兄様…」
兄様の腕の力が強くなって、私は再び抱き寄せられた。
それからは、互いの体が自然に動いたんだ。
私たちは深く口付けを交わした。
これが私たち兄妹が禁忌に触れた瞬間だ。
