甘い体温
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「へくしゅ…っ」
「ほら、またクシャミしてるし。ん」
「ありがと…くしゅっ」
俺の差し出したティッシュで鼻をかむセーラ。
彼女の様子がなんだか変で、
体温を計ってみると、案の定熱が出ていた。
おまけに鼻風邪なのか、かみ過ぎて
鼻の頭が赤くなってる。
可愛い…。
「ミルク粥作った。食べれる?」
「えっ!キルアが!?」
「…俺だって、これぐらい出来る」
「へへ、ごめん」
熱々のお粥を息で冷まして、あいつの口へ運んでやる。
「ほら」
「んんっ。恥ずかしい…。自分で食べれるよ」
「こんな時ぐらい甘えなさいっ」
「ひゃい…」
「あーん」
「…あーん///」
「美味い?」
「…おいしい♡」
「だろ?見直した?」
ペロリと完食したセーラに薬を飲ませて、
温かい布団をかけてやる。
顔は赤くて、息が上がってきた。
「熱上がってきたか?」
「暑い…っキルア…」
「もう少ししたら薬効いてくるからな。我慢しな?」
彼女の顔を見ていると、なんだか
じんわりとエロい気分になってくる。
だって汗かいて、こんなエッチに息を乱した姿見せられちゃ…
普通の男ならやられちゃうよ。
「セーラ…」
「んぁ…っ。だぁめ…っ」
キスしようとする俺を押しのける。
「なんで」
「キルアにうつっちゃう…」
「俺はそんなやわな体じゃないから心配すんな。
てか、いっそのことうつしちゃえば?」
「キル……っぁんっ」
セーラのいつもより熱い唇。
舌を吸うと唾液が溢れて、愛らしい声と雫が垂れた。
力なく抵抗しても逆効果。
余計燃えるっつーの。
「なに?反抗してるつもり?力入ってねーよ」
「むー…」
「やめてほしけりゃ、そのエッチな顔引っ込めな」
「イジワル…っ」
はいはい。
ここらへんにしといてやろう。
余計に熱上がったらやばいし。
「キルア…」
「んー?なに?」
「ありがとう」
「えっ?」
「一人だと心細かったけど、キルアが
いてくれるからこんな状態でも心強いよ」
「…っ!」
「大好き、キルア」
なに、その不意打ち。
これ以上俺をドキドキさせんな!
「かっわいいなー!!お前は!!」
「きゃっ!」
「ホント可愛い過ぎ…バカ」
こんなんじゃ俺の心臓がもたねーよ。
「とりあえず今夜はゆっくり休め。
明日二人で病院行こーな」
「うんっ」
「鼻真っ赤」
「ふふっ。へ、へ…っへくちっ…」
「おめー…」
「(鼻水飛んだっ)」
ははっ、セーラらしーや。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
「その前にもっかい…」
「んっ…」
「チュッ」
セーラの風邪ならいくらでも貰ってやる。
だから、早く元気になって。
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