王族の間(前編)
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ルパンと不二子とロビンはロビンの故郷に向かっていた。
街は崩壊したままで、ただ城のみがそびえ立っている。
「よぉ、次元。着いてたのか。」
「お前も早かったな。…!ロビン、大丈夫か?!」
まだダメージの残るロビンの姿を見て次元が駆け寄る。
「うん。まだ、ちょっとフラフラするけど、大丈夫。あ…あの時は助けてくれてありがとう。」
「いいってことよ。」
「さぁ、行くぜ。大詰めだ。」
6人は場内に足を進めた。
「なぁ、ルパン、これ何だ?」煌閃が石を差し出す。
「…お前…これをどこで…」
「お師匠様が命をかけて守ってくれたんだ。」
「…そうか…。」
ふいに、石が光り出す。白く点滅を始めた。
「ねぇ、ルパン、これって…」不二子が覗き込む
「あぁ、間違いねぇ。これは『女王の汀』の片割れだ。ロビン、煌閃がが揃って共鳴を始めたんだ。」
「じゃあ、『女王の汀』は…」
「ここにある。失踪した王もな。」
城の奥に進むにつれ、石の点滅は早くなっていった。
やがて、大きな扉の前に辿り着いた。城の最深部らしい。
扉の真ん中に窪みがある。
「ロビン、煌閃。」ルパンに石を渡され、二人が窪みにはめ込む。
石はぴったりとはまり、扉が大きな音を立てて開いた。
扉が開くと眩い光が6人を包んだ。
扉の先は黄金…
部屋全体が黄金でできていた。
「すっごーい…」不二子の目が光る。
「こりゃ、時価2,000万ドルはあるぜ?」次元が帽子を被り直す。
「待っていたぞ…」
部屋の奥から声がした。
「よう、王様。」ルパンが声をかける。
「そうだ。」
「部屋ごとすげぇお宝だぜ。『女王の汀』を渡してもらおうか?」
「お前たちにはできんな。これはこの部屋から出せぬ。王族を除いてな。それはお前もわかっていたことだろう。しかし…よくここまで来れたものだ。ここに来れたということは、その中に王族がいるということだな?」
「そうさ。」
「その二人か?」
「ああ。」
「なるほど…私は待っていたのだよ。『女王の汀』を二人に受け継ぐのをな。」
「何だって⁈お宝はお前のものじゃないのか?」
「私の使命だ。宝を守り、次の王族に受け継ぐ。この宝はこの二人のものだ。城から出せぬ宝だ。お前たちには渡せぬ。」
「…。」
「というわけで、この二人は我が王国で大切に養育することにする。」
「ふざけんなよ!勝手なこと言ってんじゃねぇ!俺は決めたんだ。五ヱ門達と行くってな!」煌閃が叫ぶ。
「…煌閃、どうやらここで別れねばならぬらしい。」五ヱ門が煌閃の目を見て言った。
「五ヱ門!嘘だろ!」
「嘘ではない。いずれ別れは来る。早かれ遅かれな。今まで共に修行してきた日々、楽しかったぞ。」
「お前に帰る場所ができたんだ。よかったじゃねえか。」次元も後ろを向き帽子を下げる。
「…不二子ちゃん…ルパン。」
「あなたにも帰る場所ができたのよ。仕方がないの。ここでお別れね。」
「さぁ、お姫様と王子様に戻るんだ。楽しかったぜ…じゃあな。」
4人は部屋を後にする。扉が大きな音を立てて閉まった。
街は崩壊したままで、ただ城のみがそびえ立っている。
「よぉ、次元。着いてたのか。」
「お前も早かったな。…!ロビン、大丈夫か?!」
まだダメージの残るロビンの姿を見て次元が駆け寄る。
「うん。まだ、ちょっとフラフラするけど、大丈夫。あ…あの時は助けてくれてありがとう。」
「いいってことよ。」
「さぁ、行くぜ。大詰めだ。」
6人は場内に足を進めた。
「なぁ、ルパン、これ何だ?」煌閃が石を差し出す。
「…お前…これをどこで…」
「お師匠様が命をかけて守ってくれたんだ。」
「…そうか…。」
ふいに、石が光り出す。白く点滅を始めた。
「ねぇ、ルパン、これって…」不二子が覗き込む
「あぁ、間違いねぇ。これは『女王の汀』の片割れだ。ロビン、煌閃がが揃って共鳴を始めたんだ。」
「じゃあ、『女王の汀』は…」
「ここにある。失踪した王もな。」
城の奥に進むにつれ、石の点滅は早くなっていった。
やがて、大きな扉の前に辿り着いた。城の最深部らしい。
扉の真ん中に窪みがある。
「ロビン、煌閃。」ルパンに石を渡され、二人が窪みにはめ込む。
石はぴったりとはまり、扉が大きな音を立てて開いた。
扉が開くと眩い光が6人を包んだ。
扉の先は黄金…
部屋全体が黄金でできていた。
「すっごーい…」不二子の目が光る。
「こりゃ、時価2,000万ドルはあるぜ?」次元が帽子を被り直す。
「待っていたぞ…」
部屋の奥から声がした。
「よう、王様。」ルパンが声をかける。
「そうだ。」
「部屋ごとすげぇお宝だぜ。『女王の汀』を渡してもらおうか?」
「お前たちにはできんな。これはこの部屋から出せぬ。王族を除いてな。それはお前もわかっていたことだろう。しかし…よくここまで来れたものだ。ここに来れたということは、その中に王族がいるということだな?」
「そうさ。」
「その二人か?」
「ああ。」
「なるほど…私は待っていたのだよ。『女王の汀』を二人に受け継ぐのをな。」
「何だって⁈お宝はお前のものじゃないのか?」
「私の使命だ。宝を守り、次の王族に受け継ぐ。この宝はこの二人のものだ。城から出せぬ宝だ。お前たちには渡せぬ。」
「…。」
「というわけで、この二人は我が王国で大切に養育することにする。」
「ふざけんなよ!勝手なこと言ってんじゃねぇ!俺は決めたんだ。五ヱ門達と行くってな!」煌閃が叫ぶ。
「…煌閃、どうやらここで別れねばならぬらしい。」五ヱ門が煌閃の目を見て言った。
「五ヱ門!嘘だろ!」
「嘘ではない。いずれ別れは来る。早かれ遅かれな。今まで共に修行してきた日々、楽しかったぞ。」
「お前に帰る場所ができたんだ。よかったじゃねえか。」次元も後ろを向き帽子を下げる。
「…不二子ちゃん…ルパン。」
「あなたにも帰る場所ができたのよ。仕方がないの。ここでお別れね。」
「さぁ、お姫様と王子様に戻るんだ。楽しかったぜ…じゃあな。」
4人は部屋を後にする。扉が大きな音を立てて閉まった。
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