少しだけの元気
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少しだけの元気
ルパンと不二子とロビンを乗せた車はまた速度を上げて走っていく。
「またこわい目に遭わせちまってすまねぇな。
大丈夫か?怪我ないか?」
「…大丈夫。」ロビンは少しだけ元気を取り戻したように見えた。
「でも、ルパン、これからどうするつもり?」不二子が聞く。
「どうするっつったって、ロビンはいるし、街に戻る訳にもいかないし、どうするかなぁ…」ルパンは頭の上で手を組み、煙草を吸い始めた。
「とりあえず、ロビンは絶対危険な目に遭わせないようにしないとね。」
「わーかってるよ。…でもなぁ…」
「んもう!さっきから何⁉︎何かいいアイデアを出しなさいよ!」
「うるせぇなあ!!俺だって考えてるよ!!だいたいお前が…」
ルパンと不二子が口論をはじめる。と、その時…
ぐぅ〜…
お腹の大きな音が聞こえた。
ロビンは顔を真っ赤にしてうつむいた。
「ハハハ…そうだよなぁ。そういえば、昨日から何も食ってねぇもんなぁ。そう思ったら、俺も腹ペコだぜぇ…」
「そうね。とりあえず何か食べましょ。」
「俺ハンバーガーがいい♪」
「何言ってんのよ!レディが食事と言ったらカフェかレストランに決まってるじゃない!」
「そんなもんどこにあるんだよ!」
「もうすぐ見えてくるわ!きっとね!」
また口論を始めた二人を見て、ロビンは少し笑った。
「あ!笑った!!」二人は声を揃えて言った。
どうやら、この人たちは自分を脅かす存在ではないらしい。心がちょっと安らいだ。
しばらくすると、不二子の言った通り街が見えてきた。
三人はカフェのテラス席で食事をすることにした。ロビンはサンドイッチを頬張っている。
「ねぇ、よーく見ると、ロビンって、かわいいわね〜!」
不二子が紅茶を飲みながら顔を覗き込む。
「ま、俺様は最初からロビン可愛さに気づいてたけどな!」
「なによ!この女ったらし!」
そういえば、パパの作るパンもこんな感じだったかな。
「ねぇ、不二子さん。」
「いゃん、不二子ちゃんって呼んで。」
「不二子ちゃん。」
「なぁに?」
「私、どうなっちゃうんでしょうか。『女王の汀』、いるんですよね?」
「あら、敬語もなしよ。そうねぇ、とりあえず、あなたの身を守ることが最優先ね。お宝はその後でいただくことにして。」
いつもお宝を最優先にする不二子にしては珍しいことだった。
「お〜ぉ?お宝はあとぉ?槍でも降るんじゃねぇのかぁ?あ!またな〜んか企んでるんじゃないのぉ〜?」ルパンがニヤニヤしながら不二子の胸元に手を伸ばす。
バチン!!
不二子の渾身のビンタが飛んだ。
「…いてててて…まぁ、何考えてるかは知らねーが、ロビンの身は絶対守らなきゃなぁ。」
「まずは、お腹を満たして?そうしたら元気も出てくるわ。そうだ、これあげる。」
不二子は自分の首からネックレスを外すとロビンにつけた。ペンダントトップの赤い宝石がキラキラと輝いている。
「…きれい。」
「お守り。気に入ってくれたら嬉しいわ。」
「ま、俺たちといればぜーったい退屈はしねーけどよ!」ルパンが大きな声で笑うと、ロビンもつられて笑い出した。
と、その時、パトカーのサイレンが聞こえてきた。
パトカーから大柄な男が身を乗り出し叫んでいる。
「ルパーン!そして、峰不二子!逮捕だ!!!」
「やべっ!とっつぁんだ、ロビン!逃げるぜ!!」
三人はまた車に飛び乗り、走り出した。
ルパンと不二子とロビンを乗せた車はまた速度を上げて走っていく。
「またこわい目に遭わせちまってすまねぇな。
大丈夫か?怪我ないか?」
「…大丈夫。」ロビンは少しだけ元気を取り戻したように見えた。
「でも、ルパン、これからどうするつもり?」不二子が聞く。
「どうするっつったって、ロビンはいるし、街に戻る訳にもいかないし、どうするかなぁ…」ルパンは頭の上で手を組み、煙草を吸い始めた。
「とりあえず、ロビンは絶対危険な目に遭わせないようにしないとね。」
「わーかってるよ。…でもなぁ…」
「んもう!さっきから何⁉︎何かいいアイデアを出しなさいよ!」
「うるせぇなあ!!俺だって考えてるよ!!だいたいお前が…」
ルパンと不二子が口論をはじめる。と、その時…
ぐぅ〜…
お腹の大きな音が聞こえた。
ロビンは顔を真っ赤にしてうつむいた。
「ハハハ…そうだよなぁ。そういえば、昨日から何も食ってねぇもんなぁ。そう思ったら、俺も腹ペコだぜぇ…」
「そうね。とりあえず何か食べましょ。」
「俺ハンバーガーがいい♪」
「何言ってんのよ!レディが食事と言ったらカフェかレストランに決まってるじゃない!」
「そんなもんどこにあるんだよ!」
「もうすぐ見えてくるわ!きっとね!」
また口論を始めた二人を見て、ロビンは少し笑った。
「あ!笑った!!」二人は声を揃えて言った。
どうやら、この人たちは自分を脅かす存在ではないらしい。心がちょっと安らいだ。
しばらくすると、不二子の言った通り街が見えてきた。
三人はカフェのテラス席で食事をすることにした。ロビンはサンドイッチを頬張っている。
「ねぇ、よーく見ると、ロビンって、かわいいわね〜!」
不二子が紅茶を飲みながら顔を覗き込む。
「ま、俺様は最初からロビン可愛さに気づいてたけどな!」
「なによ!この女ったらし!」
そういえば、パパの作るパンもこんな感じだったかな。
「ねぇ、不二子さん。」
「いゃん、不二子ちゃんって呼んで。」
「不二子ちゃん。」
「なぁに?」
「私、どうなっちゃうんでしょうか。『女王の汀』、いるんですよね?」
「あら、敬語もなしよ。そうねぇ、とりあえず、あなたの身を守ることが最優先ね。お宝はその後でいただくことにして。」
いつもお宝を最優先にする不二子にしては珍しいことだった。
「お〜ぉ?お宝はあとぉ?槍でも降るんじゃねぇのかぁ?あ!またな〜んか企んでるんじゃないのぉ〜?」ルパンがニヤニヤしながら不二子の胸元に手を伸ばす。
バチン!!
不二子の渾身のビンタが飛んだ。
「…いてててて…まぁ、何考えてるかは知らねーが、ロビンの身は絶対守らなきゃなぁ。」
「まずは、お腹を満たして?そうしたら元気も出てくるわ。そうだ、これあげる。」
不二子は自分の首からネックレスを外すとロビンにつけた。ペンダントトップの赤い宝石がキラキラと輝いている。
「…きれい。」
「お守り。気に入ってくれたら嬉しいわ。」
「ま、俺たちといればぜーったい退屈はしねーけどよ!」ルパンが大きな声で笑うと、ロビンもつられて笑い出した。
と、その時、パトカーのサイレンが聞こえてきた。
パトカーから大柄な男が身を乗り出し叫んでいる。
「ルパーン!そして、峰不二子!逮捕だ!!!」
「やべっ!とっつぁんだ、ロビン!逃げるぜ!!」
三人はまた車に飛び乗り、走り出した。
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