初めまして幼女です!
お嬢ちゃんお名前は?
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「失礼します!大将青雉に言われて参りました!」
「たしぎちゃんだ!」
ドアから入ってきて、綺麗な敬礼を見せてくれたのはみんな大好きたしぎちゃん。
瞳を輝かせて駆け寄る。
「はじめまして!ユーリと言います!」
たしぎちゃんは直ぐにしゃがんで視線を合わせてくれた。
やっぱり優しい人だ。
「クザンさんからお話しは伺ってます、私はたしきです、よろしくお願いします!」
軽く握手を交わして、たしぎちゃんはセンゴクさんたちに向き直った。
「クザンさんが、ユーリちゃんを買い物に連れて行って欲しいと頼まれましたが、今大丈夫でしたか?」
「クザンにしては気が利くじゃないか。連れて行っておやり。」
「はい!
それじゃぁユーリさん行きましょうか。」
「えっ、でも私お金なんて……」
そう、当たり前だが私は一文無し。
わたわたと戸惑っていると、たしぎちゃんが黒革の長財布を出てきた。
「クザンさんに持っていけと……財布ごと渡されました……空っぽにしてきてとの言伝です。」
その言葉にぽかんと開いた口が塞がらない。
「ガハハ!青二才のくせにやるなぁ!」
「なんだい、面倒見る気満々じゃないか。」
そんな声を背中に受けながら、私はたしぎちゃんと街に出るのだった。
「お金の単位とか分からないんですけど、空っぽにするってどれくらいですか?」
「んー……高級ブランドで日用品を揃えてもお釣りが来る感じですかね??」
「わぁ……、」