種ヶ島修二 第一話
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「種ヶ島さん、あっちむいてホイ3回しかしてないんですから向かない方向あるのなんてあたりまえですよ」
種ヶ島さんはあららと言いながら楽し気に笑っている。
この人は怖い話をするつもりがないのだろうか。こちらは真面目に怖い話を聞きに来ているというのになんなんだ。
ちゃい☆
いやーこういうんは雰囲気作りが大事やからそうしたろうと思ったんやけど上手くいかんわ!
怖い話とか知らへんし思い浮かばへんかったからなあ。
それっぽいこと言うたらそれっぽくならんかと思うたんやけど、あかんかあ。
知らなくてただその場しのぎでやっていただけだったとは……。
なんだかどっと疲れた。
次の人の話を聞くために口を開こうとすると種ヶ島さんがぼそりと呟いた。
さっき言うたこと、ほんまのことにならへんとええなあ。
……なんだ?
聞き返そうと種ヶ島さんを見るが、彼はすでにこちらに興味を無くしたかのように別の方向を見ていた。
先ほどの言葉を疑問に思うが他の誰の耳にもその言葉は入らなかったのか、全員次の話に移らないのかといった表情でこちらを見ている。
えーと、それでは次の方の話を……。
種ヶ島END3
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第一話 種ヶ島修二
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