馬鹿な弟が毎日くだらないメールを送ってくるので困ってます。
穏やかな陽気の昼下がり、友人と久しぶりのランチを楽しんでいると、メールの受信音。
友人に一言謝り、スマホを開く。
frm 馬鹿
─────────────────
sb 助けてくれ
─────────────────
大変なんだ!
またヤツらの時期が到来した!
いま俺の体がヤツらを倒そうと過剰反応を示し、戦ってくれている!
俺は加勢しようと棚を探すが、メシアのストックが切れていた!
おお、神よ!
頼りになるのは姉ちゃん、あんただけだ!
いま尚、俺の滝の如く流れ出る水を止める為、帰りにメシアを買って来てくれ!
「なになに、また弟さん?」
なんてきたの? と、ニヤニヤ笑い聞く友人に、
「馬鹿が移るわよ」
と言い置いて、スマホをバッグに閉まった。
完
友人に一言謝り、スマホを開く。
frm 馬鹿
─────────────────
sb 助けてくれ
─────────────────
大変なんだ!
またヤツらの時期が到来した!
いま俺の体がヤツらを倒そうと過剰反応を示し、戦ってくれている!
俺は加勢しようと棚を探すが、メシアのストックが切れていた!
おお、神よ!
頼りになるのは姉ちゃん、あんただけだ!
いま尚、俺の滝の如く流れ出る水を止める為、帰りにメシアを買って来てくれ!
「なになに、また弟さん?」
なんてきたの? と、ニヤニヤ笑い聞く友人に、
「馬鹿が移るわよ」
と言い置いて、スマホをバッグに閉まった。
完