愛し愛され愛しき日々よ
カタカタ……カタカタ……。
パソコンのキーボードを叩く遥 の膝の上、彼に跨がり抱っこされている燦 は、その音を静かに聞いていた。
こうして愛しい人の体温を感じながら抱きついていると、普段の淋しさが癒やされていく。
今日は在宅勤務なので、遥は書斎でパソコン仕事。製薬会社の社長である彼は、新薬の開発や、医学会の出席、提携している病院との会合などで、いつも忙しい。出張もあるしで、家に帰れない事も多かったりする。
そんな中で遥は、少しでも時間を作って、燦の淋しさを埋めてくれるのだ。
例えば、お昼休みには電話かメールをいつもしてくれるし、お昼ご飯は燦の作るお弁当を持って行くけど、週に2回は待ち合わせして一緒にご飯を食べに行ったり、今日みたいな家での仕事の日は、甘えさせてくれる。
いつも私を気にかけて、優しくしてくれる彼……。
遥くんに優しさをもらってばかりで、私は彼の支えになっているのだろうか。
パソコンのキーボードを叩く
こうして愛しい人の体温を感じながら抱きついていると、普段の淋しさが癒やされていく。
今日は在宅勤務なので、遥は書斎でパソコン仕事。製薬会社の社長である彼は、新薬の開発や、医学会の出席、提携している病院との会合などで、いつも忙しい。出張もあるしで、家に帰れない事も多かったりする。
そんな中で遥は、少しでも時間を作って、燦の淋しさを埋めてくれるのだ。
例えば、お昼休みには電話かメールをいつもしてくれるし、お昼ご飯は燦の作るお弁当を持って行くけど、週に2回は待ち合わせして一緒にご飯を食べに行ったり、今日みたいな家での仕事の日は、甘えさせてくれる。
いつも私を気にかけて、優しくしてくれる彼……。
遥くんに優しさをもらってばかりで、私は彼の支えになっているのだろうか。