交わらない想いは、いつか交差する
暫しの沈黙が怖い。
でも、美咲は自分のしたことを、蒼空に謝ることが出来た事実が嬉しかった。
だめ……かな。
不安が彼女を襲った時、
「やったね! 今回は俺のお節介も役に立ったんだ! ははっ、やべー俺まで嬉しいかも」
彼は本当に、心底嬉しい晴れやかな表情で笑ってみせた。
広江の『蒼空』という名に相応しい、どこまでも広がる青空のように清々しい笑顔。
その笑顔を見て、
広江がみんなに愛される理由が、わかった気がする……。
美咲は心でそっと思った。
「これ、もらっていいの? お菓子?」
「お菓子じゃないよ」
本当にお菓子大好きなんだな、お菓子の方がよかったかな……。
美咲がそんなことを思う中、蒼空は目の前でプレゼントを開ける。
「あ……俺があげたぺたりんの色違い?」
「うん。広江には青が似合うから……」
「えーやったーありがと、国枝!」
蒼空は素直に喜びの言葉を美咲に伝えた。
「なんでも素直に言うのって、広江のいいとこだよね。うん、好きだな、羨ましい……」
「み、美咲ちゃん!?」
釣られて美咲も、素直に思ったことを言ってしまい、はっ! となる。
「え? 好きって……」
「ちがちが違うっ! そういう好きじゃなくてっ! あ、そう! ライクの方! ラブじゃないからっ!」
「ん、そっか、ありがとう!」
蒼空は楽しそうに返事をした。
でも、美咲は自分のしたことを、蒼空に謝ることが出来た事実が嬉しかった。
だめ……かな。
不安が彼女を襲った時、
「やったね! 今回は俺のお節介も役に立ったんだ! ははっ、やべー俺まで嬉しいかも」
彼は本当に、心底嬉しい晴れやかな表情で笑ってみせた。
広江の『蒼空』という名に相応しい、どこまでも広がる青空のように清々しい笑顔。
その笑顔を見て、
広江がみんなに愛される理由が、わかった気がする……。
美咲は心でそっと思った。
「これ、もらっていいの? お菓子?」
「お菓子じゃないよ」
本当にお菓子大好きなんだな、お菓子の方がよかったかな……。
美咲がそんなことを思う中、蒼空は目の前でプレゼントを開ける。
「あ……俺があげたぺたりんの色違い?」
「うん。広江には青が似合うから……」
「えーやったーありがと、国枝!」
蒼空は素直に喜びの言葉を美咲に伝えた。
「なんでも素直に言うのって、広江のいいとこだよね。うん、好きだな、羨ましい……」
「み、美咲ちゃん!?」
釣られて美咲も、素直に思ったことを言ってしまい、はっ! となる。
「え? 好きって……」
「ちがちが違うっ! そういう好きじゃなくてっ! あ、そう! ライクの方! ラブじゃないからっ!」
「ん、そっか、ありがとう!」
蒼空は楽しそうに返事をした。