犯罪都市グレグル
グレグルの町にある高級ホテルにて、ボディーガードのミメイは娼婦のミリアと一緒にいた。
「ああ、そこそこ。気持ちいいや」
「……ちょっと、いつまで私にこんな事させるのよ」
うつ伏せになったミメイの腰に乗り、マッサージをするミリアは、文句を垂らす。
「あー、うまいなやっぱり。お前、娼婦辞めて整体師になれば?」
「うるさいなぁ」
的確にミメイのツボを押し当て、身体をほぐしていく。
「ナハト様がいるから、辞めるつもりはないの」
ナハト様とは、ミリアの働く女王様プレイが出来る娼婦館の主だ。
「べた惚れだなーナハト様に」
「いいでしょ、別に。それより、そっちこそ
どうなのよ。最近、抱いてくれないじゃない」
セフレである二人は、こうしてホテルで抱き合っていたものだが、ミメイは最近ミリアを抱かなくなっていた。
「気になる子でも出来たの?」
「まっさかー。いるわけないだろ」
ミリアの問いに否定を返して、ミメイは機嫌を悪くする。
「とかなんとか言って。この女たらしがねぇーへぇー」
笑うミリアにミメイがため息をつく。
「あんなじゃじゃ馬、俺の好みじゃない」
「はいはい、そうなのねぇー。そっかそっか、じゃあお互いに愛が実るように、頑張りましょうー」
ミリアがマッサージを終えて、部屋を出て行こうとする。
「もう帰るのか?」
「このあと今日のナンバーワンが決まるのよ」
「そうか。頑張れよー」
ミリアはミメイに手を振って、部屋を出て行った。
「もうひと眠りするかー」
今日の占い師マザーの護衛は、緊張状態が続きっぱなしで大変だったのだ。
ミリアがナンバーワンになれる事を軽く願い、ミメイは夢の中へと落ちていった。
完
「ああ、そこそこ。気持ちいいや」
「……ちょっと、いつまで私にこんな事させるのよ」
うつ伏せになったミメイの腰に乗り、マッサージをするミリアは、文句を垂らす。
「あー、うまいなやっぱり。お前、娼婦辞めて整体師になれば?」
「うるさいなぁ」
的確にミメイのツボを押し当て、身体をほぐしていく。
「ナハト様がいるから、辞めるつもりはないの」
ナハト様とは、ミリアの働く女王様プレイが出来る娼婦館の主だ。
「べた惚れだなーナハト様に」
「いいでしょ、別に。それより、そっちこそ
どうなのよ。最近、抱いてくれないじゃない」
セフレである二人は、こうしてホテルで抱き合っていたものだが、ミメイは最近ミリアを抱かなくなっていた。
「気になる子でも出来たの?」
「まっさかー。いるわけないだろ」
ミリアの問いに否定を返して、ミメイは機嫌を悪くする。
「とかなんとか言って。この女たらしがねぇーへぇー」
笑うミリアにミメイがため息をつく。
「あんなじゃじゃ馬、俺の好みじゃない」
「はいはい、そうなのねぇー。そっかそっか、じゃあお互いに愛が実るように、頑張りましょうー」
ミリアがマッサージを終えて、部屋を出て行こうとする。
「もう帰るのか?」
「このあと今日のナンバーワンが決まるのよ」
「そうか。頑張れよー」
ミリアはミメイに手を振って、部屋を出て行った。
「もうひと眠りするかー」
今日の占い師マザーの護衛は、緊張状態が続きっぱなしで大変だったのだ。
ミリアがナンバーワンになれる事を軽く願い、ミメイは夢の中へと落ちていった。
完