二日目!
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――
昼食も無事に片付けまで終えることができ、昼の係りの皆さんとお別れしながら、静かになった食堂でふう、と一息
淹れたココアの甘たるい匂いを嗅ぎながら――ふと、寂しくなる。
『……ひとりぼっちだ。』
……
――コンコン、とドアを三回ノックすると、中からの返答はないけれど、お構いなしにドアを開ける
「あァ!?誰じゃ勝手に――」
『どうも!サカズキさん!コーヒー淹れたので……えへ、一緒にお茶しませんか?』
その一言に、サカズキさん始め、周りにいた海兵さん達が目を見開いて驚いている
しん、と静まり返ってしまった部屋の中で、私は首を傾げる
もしかして――海軍には私のしらないルールがあるのかもしれない
そう、それが例えば……【女は大将の部屋に入っちゃ駄目】とか……そういうアレならすぐに出て行かなくては
こんなのでも、一応肩書きは立派なものをいただいたのだ、ここのルールには従わなくちゃ
私が一人葛藤していると、それまで驚いていたサカズキさんから声がかかる
「………おどれは……」
『は、はい!』
「……ワシが怖く……ないんか」
ぼそり、と小さな声でそうつぶやいたサカズキさんのソレを、一字一句聞き逃さずに聞いたものの、質問の意図が分からない
『怖いわけないですよ……だってサカズキさん、海兵さんじゃないですか。私、海兵さんに悪い人がいるなんて思ってませんもん』
私を救ってくれたのは、紛れもなく海軍。
私は、自分の身を守る術すらないから、海兵になりたいだなんて言えないけれど
『えへへ、今こうして海兵さんをお助けできて楽しいです~!あ、で、コーヒー要ります?勿論皆さんも!』
「………ほうか。おどれは……海軍は【絶対正義】なんじゃと言うか」
『ええ!』
「……正しくない海兵がいてもか」
『まさか!そんな人は……いくら海軍に属してても、どれだけの階級があっても……【海兵】さんじゃないですよ』
悪い人は、悪い人です。とそういうと、目の前のサカズキさんが、至極嬉しそうに微笑んだ気がした
「………幼い癖に、わかっちょるのう。」
『?当たり前のことを聞かれても……どうしてこんなこと聞くんですか??』
「……いや、もうええ。フ……小娘と思ってなめちょった。」
『??』
「……ラナンキュラス。コーヒーをくれ」
『はい!えへ、お茶菓子もありますよ!』
「総料理長!私達もよろしいですか!?」
『勿論!えへへ、海兵さんには出血大サービスです!今皆さんのコーヒー淹れちゃいますね!!』
何だかは分からないけど――
サカズキさんとの距離がなんとなく縮まった気がして、凄く嬉しい気持ちになりました!!
――
(幼い癖に、わかっちょるわ。)
(正しくなけりゃ――人は、生きる価値なし)
昼食も無事に片付けまで終えることができ、昼の係りの皆さんとお別れしながら、静かになった食堂でふう、と一息
淹れたココアの甘たるい匂いを嗅ぎながら――ふと、寂しくなる。
『……ひとりぼっちだ。』
……
――コンコン、とドアを三回ノックすると、中からの返答はないけれど、お構いなしにドアを開ける
「あァ!?誰じゃ勝手に――」
『どうも!サカズキさん!コーヒー淹れたので……えへ、一緒にお茶しませんか?』
その一言に、サカズキさん始め、周りにいた海兵さん達が目を見開いて驚いている
しん、と静まり返ってしまった部屋の中で、私は首を傾げる
もしかして――海軍には私のしらないルールがあるのかもしれない
そう、それが例えば……【女は大将の部屋に入っちゃ駄目】とか……そういうアレならすぐに出て行かなくては
こんなのでも、一応肩書きは立派なものをいただいたのだ、ここのルールには従わなくちゃ
私が一人葛藤していると、それまで驚いていたサカズキさんから声がかかる
「………おどれは……」
『は、はい!』
「……ワシが怖く……ないんか」
ぼそり、と小さな声でそうつぶやいたサカズキさんのソレを、一字一句聞き逃さずに聞いたものの、質問の意図が分からない
『怖いわけないですよ……だってサカズキさん、海兵さんじゃないですか。私、海兵さんに悪い人がいるなんて思ってませんもん』
私を救ってくれたのは、紛れもなく海軍。
私は、自分の身を守る術すらないから、海兵になりたいだなんて言えないけれど
『えへへ、今こうして海兵さんをお助けできて楽しいです~!あ、で、コーヒー要ります?勿論皆さんも!』
「………ほうか。おどれは……海軍は【絶対正義】なんじゃと言うか」
『ええ!』
「……正しくない海兵がいてもか」
『まさか!そんな人は……いくら海軍に属してても、どれだけの階級があっても……【海兵】さんじゃないですよ』
悪い人は、悪い人です。とそういうと、目の前のサカズキさんが、至極嬉しそうに微笑んだ気がした
「………幼い癖に、わかっちょるのう。」
『?当たり前のことを聞かれても……どうしてこんなこと聞くんですか??』
「……いや、もうええ。フ……小娘と思ってなめちょった。」
『??』
「……ラナンキュラス。コーヒーをくれ」
『はい!えへ、お茶菓子もありますよ!』
「総料理長!私達もよろしいですか!?」
『勿論!えへへ、海兵さんには出血大サービスです!今皆さんのコーヒー淹れちゃいますね!!』
何だかは分からないけど――
サカズキさんとの距離がなんとなく縮まった気がして、凄く嬉しい気持ちになりました!!
――
(幼い癖に、わかっちょるわ。)
(正しくなけりゃ――人は、生きる価値なし)