二日目!
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――
海軍本部、食堂―総料理長である私に、休憩などないのです!
『では、昼食の準備を始めましょう!!』
「「「「「はい!!」」」」」
本日の昼食はロールキャベツのトマト煮に、ベーコンとほうれん草のソテー、オニオンスープと手作りクロワッサン…
『……ううぅん……』
「どうしました?総料理長」
『あ、いえ……その、私勝手に献立選んじゃってますけど……いいのかなぁって』
海兵のみなさんは、他に食べたいものとか……あるのだろうか
私みたいな子供が聞くのも、何だかどうかな、と思うし……
「そりゃ、総料理長の美味しい料理ならなんだって喜ぶとは思いますけど……」
『えへ、それは恐縮です……でもやっぱり、どうにか希望に添えられたら……』
そう、膨大な数がいる海兵さん達の好きな食べ物を……知ることができ、かつ文章か何かにできれば……
『……閃いちゃいました!』
「おお!?」
手は動かしながら、私は自分で自分の頭を撫でたくなる衝動をおさえ、今しがた思いついたナイスなアイディアを口に出す
『―――【アンケート】とりましょう!!』
「アンケート……ですか?」
『はい!!食堂の入り口にアンケートとそれを入れていただく箱を作るのです!ご飯の前にさらっと書いてもらって……三食毎に私がその箱から一枚、引きます!!』
その料理をメインに、これからやっていこうと思う、という旨を伝えたところ、それはいい、と海兵さん達に太鼓判を頂きました!
早速箱とアンケートの製作にも入らなくちゃ、と浮き足立ちながら昼食の用意をしていると――
「おぉ~~ゥ、だったらぁ……そのアンケート、わっしが作ってあげようかァ~~?」
『あ、ボルさん!!』
「話は聞いてたよォ~~……ラナンキュラスちゃんは料理の提案から制作、買い出しなんか色々大変だろうゥ~?」
『ええ!いいんですか!?』
「こういう時、わっしは頼りになるよォ……それに肩書きだけならわっしらは【同じ立ち位置】になんだから……遠慮はいらねェよゥ」
なんと、なんと心優しいのか
私は輝かんばかりの羨望のまなざしをボルさんに向けながら、ボルさんのお言葉に甘えることにした
こんなちんちくりんな私を……【同じ立ち位置】として認めてくれているなんて
『ありがとうございます!ボルさん!!』
「おォ~~、いいってことさァ」
流石にワッシも仕事ほっぽっては出来ねぇから待っててねぇ、と間延びした口調とは裏腹に、ボルさんはピカリと眩しく光った後――先程のは幻だったのかと思わせるほど、綺麗にその姿を消していた
やっぱり、海軍大将ってすごいや。
私も、【同じ立ち位置】にいる以上……凄い料理を作らなければ!!
私は一層の気合と決意を胸に、ロールキャベツを煮込み始めるのだった
海軍本部、食堂―総料理長である私に、休憩などないのです!
『では、昼食の準備を始めましょう!!』
「「「「「はい!!」」」」」
本日の昼食はロールキャベツのトマト煮に、ベーコンとほうれん草のソテー、オニオンスープと手作りクロワッサン…
『……ううぅん……』
「どうしました?総料理長」
『あ、いえ……その、私勝手に献立選んじゃってますけど……いいのかなぁって』
海兵のみなさんは、他に食べたいものとか……あるのだろうか
私みたいな子供が聞くのも、何だかどうかな、と思うし……
「そりゃ、総料理長の美味しい料理ならなんだって喜ぶとは思いますけど……」
『えへ、それは恐縮です……でもやっぱり、どうにか希望に添えられたら……』
そう、膨大な数がいる海兵さん達の好きな食べ物を……知ることができ、かつ文章か何かにできれば……
『……閃いちゃいました!』
「おお!?」
手は動かしながら、私は自分で自分の頭を撫でたくなる衝動をおさえ、今しがた思いついたナイスなアイディアを口に出す
『―――【アンケート】とりましょう!!』
「アンケート……ですか?」
『はい!!食堂の入り口にアンケートとそれを入れていただく箱を作るのです!ご飯の前にさらっと書いてもらって……三食毎に私がその箱から一枚、引きます!!』
その料理をメインに、これからやっていこうと思う、という旨を伝えたところ、それはいい、と海兵さん達に太鼓判を頂きました!
早速箱とアンケートの製作にも入らなくちゃ、と浮き足立ちながら昼食の用意をしていると――
「おぉ~~ゥ、だったらぁ……そのアンケート、わっしが作ってあげようかァ~~?」
『あ、ボルさん!!』
「話は聞いてたよォ~~……ラナンキュラスちゃんは料理の提案から制作、買い出しなんか色々大変だろうゥ~?」
『ええ!いいんですか!?』
「こういう時、わっしは頼りになるよォ……それに肩書きだけならわっしらは【同じ立ち位置】になんだから……遠慮はいらねェよゥ」
なんと、なんと心優しいのか
私は輝かんばかりの羨望のまなざしをボルさんに向けながら、ボルさんのお言葉に甘えることにした
こんなちんちくりんな私を……【同じ立ち位置】として認めてくれているなんて
『ありがとうございます!ボルさん!!』
「おォ~~、いいってことさァ」
流石にワッシも仕事ほっぽっては出来ねぇから待っててねぇ、と間延びした口調とは裏腹に、ボルさんはピカリと眩しく光った後――先程のは幻だったのかと思わせるほど、綺麗にその姿を消していた
やっぱり、海軍大将ってすごいや。
私も、【同じ立ち位置】にいる以上……凄い料理を作らなければ!!
私は一層の気合と決意を胸に、ロールキャベツを煮込み始めるのだった